松本市民は 思いのほか 上高地へ行かない?
2014年06月27日

今朝の上高地。

そして昨日は、息をのむような青い空。
今や、世界的に有名な観光地、上高地。
松本市内にあるにもかかわらず、
松本市民は、思いのほか、行かない?
何を隠そう、私がその一人。
去年、猛吹雪の開山祭を体験したんですけど、
それって高校生の時のキャンプ以来ですもんね。
実際はどうなんでしょうか?
調査しました。
松本市民20代~70代まで50人に聞きました。
「上高地、今まで何回行きましたか?」
0回・・・4人
1回・・・8人
2回・・・14人
3回・・・5人
4回・・・5人
5回以上~10回未満・・・4人
10回以上~20回未満・・・5人
20回以上・・・5人
まとめましょう。
0回~4回しか行ったことがない人が、50人中36人。
一方、大好き!数えきれないぐらい行っている人が、50人中10人。
ね?
やっぱり松本市民はあんまり行かないんですよ。
その理由は、
交通の便が悪い、いつでも行けると思っていてなかなか行かない、
お金がかかる、時間がない、今さらって感じ、一度行ったからもういい、
河童橋がもの凄く混んでいてイヤになってしまった、
行っても何をしたらいいか分からない、などなど。
でもね。こんなお話をして下さる方がいたんですよ。
「確かに河童橋はいつでも人でいっぱいだけれど、
そこからたとえば明神池まで歩けば、
自然の素晴らしさを満喫できるんですよ。
それほど大変なトレッキングではないし、
ゆっくり歩きながら、川の水の色、鳥の声、風の音を楽しめる。
それが楽しみで、私は何度も足を運んでいます。
この美しい自然を大切にしていかなければ、
っていう気持ちにもなりますしね。」
なるほど、ちょっと歩くことがポイント、なんですね。
こういうお話を聞くと、この私でさえも、
行ってみたいと思います。
徳沢ロッジ 支配人の 古畑 満さんも、
「梅雨の時期はお客さんが少ないので、
美しい自然を独り占めできますよ。
ちょうど、ショウキランという珍しい花も咲き始めました。
ゆっくり歩いて、上高地を満喫してください。
それから・・・
本当は泊まっていただきたいんですよね。
朝もやの幻想的な大正池、明神池。
そして夜は満天の星。
月がきれいな日は、穂高連峰が月灯りに照らされて神秘的。
想像を超える素晴らしい体験ができるんです。」
とのこと。
古畑さんが撮った写真を何枚かわけていただきました。

明神の夕焼け。

朝もやの大正池。
そしてこちらが、珍しい花ショウキラン。
今日、花開いたそうです。

調査の結果、松本市民はあまり上高地に行かない、
ということがわかりました。
けれどやっぱり、素敵ですよねぇ。上高地。
松本市内にあるんですもんね。行かなきゃね、今年こそ!
街へ繰り出して飲んでばかりじゃダメよね、たまには自然の中に身を置かないと・・・と、心から反省している、松本の調査隊員 塚原 正子でした。