「えっ?本当!? 天龍村にゴジラが出現するらしい!?」
2019年10月30日
今日は、すごい噂を聞いて、天龍村まで行ってきました。
でも、これは天龍村の人でもどれくらいの人が知っているか?
というくらいな、レアな情報
あ〜〜なんか聞いたことはある!という人はいても
どこで見られるかを知っている人はどれくらいいるだろう?
というくらい。
その噂をよく知る人は、役場のすぐ隣にあります自慶院というお寺のご住職様だということで
早速お邪魔して、ご住職様の盛 正賢さんにお話し伺ってきました。
東京湾ばかりでなく、天龍村にも出るというゴジラ
いったいどういうことなのでしょうか?
天龍村に出現するゴジラって・・・どんなゴジラ?
さらになぜか、夕方に出現するっていうんですよね。
それにしても、なぜ夕方なんでしょうかね~?
とにかくそのゴジラを見てみたい!
ということで、ご住職様に案内してもらいました。
歩くこと1〜2分
お寺の背にして役場の建物をくぐるように地下の駐車場を通り過ぎて
もう一段下の駐車場に降りていくと、綺麗な景色が広がるんですが、
ゴジラらしきものは出現してきません
でもご住職様の言葉に従ってお寺の方を振り返ってみると・・・

本当に、口を大きく開けて、いまにも火を吹きそうなゴジラが
目の前に!
しかも大きい!
さあ!このゴジラの正体はいかに!
ご住職様に伺ってみると、その正体は
お寺の境内の奥の方に植えられた樫の木
ゴジラの顔の部分はその樫の木で作られています。
そこに回りの木が加わって、体の部分を作り出しているんですよね。
ですから昼間だと、それぞれの木の姿もちゃんと見えるし
それを一つの物体としてみるのが感覚的に難しい
でも夕方になると、その全ての木が夕日をバックにして影になるわけです
それで、夕方になると現れる
というわけなんです。
でも、周りの人達はほとんど気がついていない。
多くの役場の職員の方が車を停めるであろう駐車場から見えるのに・・・
ちょうどその時、ちょっと遅めに役場の仕事を終えられた職員の方が
帰宅の為に駐車場にいらしたので、お話を聞いてみると・・・
「ゴジラなんて知らない。」
でも見てもらうと
「本当にゴジラですね~」
と、最初は私の質問に怪訝そうな顔をしていた職員の方でしたが
ゴジラを見るなり
声のトーンが上がって、最後は笑顔でお話ししてくださいました。
みんなを笑顔にする
素敵なゴジラとの出会いでした。
でも、これは全て自然がなせる技
いつ枝が枯れてしまうかもわからないし
台風の風や、雪の重みで折れてしまうかもしれません
だから、ご住職様も、
「いつまでも生きていてほしいな〜」
としみじみ話してくださいました。
天龍村の役場の駐車場からしか見えない大きなゴジラ
夕方を目指して、ご覧になってみてください。
場所がピンポイントですから、探すのも楽しいかとも思いますが
お話がとっても楽しい、自慶院のご住職様
訪ねていかれてもいいかもしれませんね。

このゴジラに魅せられてしまった 西村容子 でした♡
でも、これは天龍村の人でもどれくらいの人が知っているか?
というくらいな、レアな情報
あ〜〜なんか聞いたことはある!という人はいても
どこで見られるかを知っている人はどれくらいいるだろう?
というくらい。
その噂をよく知る人は、役場のすぐ隣にあります自慶院というお寺のご住職様だということで
早速お邪魔して、ご住職様の盛 正賢さんにお話し伺ってきました。
東京湾ばかりでなく、天龍村にも出るというゴジラ
いったいどういうことなのでしょうか?
天龍村に出現するゴジラって・・・どんなゴジラ?
さらになぜか、夕方に出現するっていうんですよね。
それにしても、なぜ夕方なんでしょうかね~?
とにかくそのゴジラを見てみたい!
ということで、ご住職様に案内してもらいました。
歩くこと1〜2分
お寺の背にして役場の建物をくぐるように地下の駐車場を通り過ぎて
もう一段下の駐車場に降りていくと、綺麗な景色が広がるんですが、
ゴジラらしきものは出現してきません
でもご住職様の言葉に従ってお寺の方を振り返ってみると・・・

本当に、口を大きく開けて、いまにも火を吹きそうなゴジラが
目の前に!
しかも大きい!
さあ!このゴジラの正体はいかに!
ご住職様に伺ってみると、その正体は
お寺の境内の奥の方に植えられた樫の木
ゴジラの顔の部分はその樫の木で作られています。
そこに回りの木が加わって、体の部分を作り出しているんですよね。
ですから昼間だと、それぞれの木の姿もちゃんと見えるし
それを一つの物体としてみるのが感覚的に難しい
でも夕方になると、その全ての木が夕日をバックにして影になるわけです
それで、夕方になると現れる
というわけなんです。
でも、周りの人達はほとんど気がついていない。
多くの役場の職員の方が車を停めるであろう駐車場から見えるのに・・・
ちょうどその時、ちょっと遅めに役場の仕事を終えられた職員の方が
帰宅の為に駐車場にいらしたので、お話を聞いてみると・・・
「ゴジラなんて知らない。」
でも見てもらうと
「本当にゴジラですね~」
と、最初は私の質問に怪訝そうな顔をしていた職員の方でしたが
ゴジラを見るなり
声のトーンが上がって、最後は笑顔でお話ししてくださいました。
みんなを笑顔にする
素敵なゴジラとの出会いでした。
でも、これは全て自然がなせる技
いつ枝が枯れてしまうかもわからないし
台風の風や、雪の重みで折れてしまうかもしれません
だから、ご住職様も、
「いつまでも生きていてほしいな〜」
としみじみ話してくださいました。
天龍村の役場の駐車場からしか見えない大きなゴジラ
夕方を目指して、ご覧になってみてください。
場所がピンポイントですから、探すのも楽しいかとも思いますが
お話がとっても楽しい、自慶院のご住職様
訪ねていかれてもいいかもしれませんね。

このゴジラに魅せられてしまった 西村容子 でした♡
「私たちがよく使うアレが、カモシカの習性を維持するのに役立っているらしい? Part2」
2019年10月24日
先週の続き、カモシカとアレ(割り箸)の不思議な関係♡

カモシカの縄張りを示す マーキング行動に使われる
カモシカの目の下から出る分泌物を運ぶために使われた割り箸
その割り箸のおかげて、一匹になってしまってからなくなってしまった
マーキング行動が即座に復活した たけしくん
この一連の取組が、大きな賞をもらったと言うのです。
それはどんな賞なのか?
飯田動物園の飼育員 前 裕治さんに伺いました。
受賞したのは
市民Zooネットワークが主催する、
「エンリッチメント大賞2019」の奨励賞
大賞の次の賞だそうです。
「環境エンリッチメント」
あまり聞かない言葉ですが
動物園では、動物が快適に暮らせるためにたゆまぬ努力をしているようなんです。
その取り組みについて評価する賞
なんとなく心が温まる取り組みですね。
そんな中で、今回のどこが評価されて賞につながったのか?
それは、
匂いを使った取組が少ない事と、他の動物園と協力した点が評価されたそうです。
今回の取組は、眼下腺という目の下から出る分泌物を使って
そういった行動をとる動物が少ない上に
その割り箸を持って獣舎に入ったときの、
たけしくんの行動の豹変ぶりがすごかったそうで
実際は審査に、飯田動物園を訪れた審査員も驚きを隠せないくらい
大興奮だったそうです。
いろんな意味で、多くを興奮させるその臭い
実は、私もカモシカになった気分で嗅がせていただきました。

でもね、
この袋に書かれた日にちを見て下さい。
どれも半年以上前に採取された匂いです。
どこまで香るのでしょうか?
私が嗅がせていただいたのはこちら!

そっと鼻を近づけてみると・・・
私の鼻でも、それほどクンクンしなくても臭ってくる爽やかな香り
すし酢?
いや・・・それに、柑橘系ちょっと混ぜた感じ
以外にいい匂いでびっくりしました。
私、カモシカになれるかもwwwww
眼下腺のかさぶたに気づいて
なんとかしてあげたいと工夫したこの取組
これも全て前さんの、カモシカ大好きな愛情がなした技
前さんはカモシカのどんなところが好きなのか伺ってみると・・・
家畜っぽく、馴れ馴れしくならず
クールに野生を守っているところがすごくいい
というんです。
なんかかっこいいですよね。
今回は、割り箸一本で、姿一つ見えなくても反応してしまう可愛さと
自然の生き物の、生きるための強さみたいなものを感じるおもしろい調査でした。
カモシカの臭いがやけに気に入ってしまった 西村容子 でした♡

カモシカの縄張りを示す マーキング行動に使われる
カモシカの目の下から出る分泌物を運ぶために使われた割り箸
その割り箸のおかげて、一匹になってしまってからなくなってしまった
マーキング行動が即座に復活した たけしくん
この一連の取組が、大きな賞をもらったと言うのです。
それはどんな賞なのか?
飯田動物園の飼育員 前 裕治さんに伺いました。
受賞したのは
市民Zooネットワークが主催する、
「エンリッチメント大賞2019」の奨励賞
大賞の次の賞だそうです。
「環境エンリッチメント」
あまり聞かない言葉ですが
動物園では、動物が快適に暮らせるためにたゆまぬ努力をしているようなんです。
その取り組みについて評価する賞
なんとなく心が温まる取り組みですね。
そんな中で、今回のどこが評価されて賞につながったのか?
それは、
匂いを使った取組が少ない事と、他の動物園と協力した点が評価されたそうです。
今回の取組は、眼下腺という目の下から出る分泌物を使って
そういった行動をとる動物が少ない上に
その割り箸を持って獣舎に入ったときの、
たけしくんの行動の豹変ぶりがすごかったそうで
実際は審査に、飯田動物園を訪れた審査員も驚きを隠せないくらい
大興奮だったそうです。
いろんな意味で、多くを興奮させるその臭い
実は、私もカモシカになった気分で嗅がせていただきました。

でもね、
この袋に書かれた日にちを見て下さい。
どれも半年以上前に採取された匂いです。
どこまで香るのでしょうか?
私が嗅がせていただいたのはこちら!

そっと鼻を近づけてみると・・・
私の鼻でも、それほどクンクンしなくても臭ってくる爽やかな香り
すし酢?
いや・・・それに、柑橘系ちょっと混ぜた感じ
以外にいい匂いでびっくりしました。
私、カモシカになれるかもwwwww
眼下腺のかさぶたに気づいて
なんとかしてあげたいと工夫したこの取組
これも全て前さんの、カモシカ大好きな愛情がなした技
前さんはカモシカのどんなところが好きなのか伺ってみると・・・
家畜っぽく、馴れ馴れしくならず
クールに野生を守っているところがすごくいい
というんです。
なんかかっこいいですよね。
今回は、割り箸一本で、姿一つ見えなくても反応してしまう可愛さと
自然の生き物の、生きるための強さみたいなものを感じるおもしろい調査でした。
カモシカの臭いがやけに気に入ってしまった 西村容子 でした♡
10月17日の記事
2019年10月17日
今日は、県獣にも指定されているカモシカを調査してきました。
お邪魔したのは「飯田動物園」
ここにいるカモシカが、私たちがよく使うあるものを必要としていると言うこと
カモシカが、何をどのように必要としているんでしょうか?
まずは、その噂の現場、飯田動物園を訪ねてみました。
お話を伺ったのは、飯田動物園のカモシカ担当の飼育員 前 裕治さん。
前さんによると
カモシカの習性を維持するというのは、野生に帰す!ということだということで
その園舎のなかに、秘かに置かれているあるものが、小さいけれど役立っているようなんです。
それは、どんなものなんですか?と伺うと
「こちらにくっついております」と指差した先に見えたのはこちら!

わかります?
白く見えているこちらです!

小さすぎてわからないですかね~
白く横に見えているもの
これ、「割りばし」なんです。
私たちがよく使う割りばし、この一本の割り箸が、カモシカの野性味を取り戻すのに
大いに役立っているということなんです。
さらに、他の動物園も関わっているとか・・・
では、そもそも、カモシカのどんな習性と割り箸が関係しているんでしょうか?
その習性とは、マーキング!
動物園にいるカモシカは、何頭か一緒に飼育されているときは
当然のごとく、自分の縄張りを示すマーキング行動はしていたんですが
2年前に1頭だけになってしまった「たけしくん}
1頭しかいないので、縄張りを主張する必要もなく
その必要性がなくなってしまったために
本来持っている習性を忘れてしまうということになってしまったんでしょうか?
カモシカは、そのマーキングに、目の下から出る分泌物を使うということで
使われなくなった分泌物が、かさぶたと言う形で、気がつきやすかったようなんです。

(これがかさぶたになってしまったたけしくんの写真)
目の下から出る分泌物を使うというのは、動物の中でも珍しいらしく
毎日顔を見ている前さんが、その変化に気つき、何とかしなければと言うことで
何頭かカモシカを飼育している、埼玉の動物園と協力して
飯田動物園の「たけしくん」の本来持っている習性を取り戻そう大作戦が始まったのです
でもでも、何故そこで割り箸が登場するのか?
実はマーキングを促すために
埼玉の動物園のカモシカたちの、目の下の分泌物を採取して
その臭い付きのものを飯田動物園に送るという事をしなければいけませんでした。
その際、臭いを付けやすく、郵送もしやすく、しかもコストがかからないもの
と考えたとき、思い浮かんだのが割りばしだったんだそうです。
カモシカは、自分と違う匂いを感知すると
その上に塗り込んで自分の匂いをつけるように
目の下の分泌物が出るところを、その匂いの元に擦り付ける
と言うことをするそうなんです
ですから、綿などのようなものだと匂いはしみこんでもマーキングがしにくいし
埼玉の動物園にその匂いを採取するときも
あちらのカモシカも匂いをつけにくい
割り箸なら、自然界に当たり前のようにある木の枝と似た感覚で
あまり違和感なく、マーキングもしやすいそうなんです。
調査に出かけた日も、園舎の柵のところに1本だけ、割りばしがくくりつけてありましたが
このたった1本の割り箸をつけただけで
カモシカの行動に大きな変化が現れたそうなんです。
やはり野生の動物なので、嗅覚が鋭くて
普段はとっても大人しい「たけしくん」も
その割り箸を持って、前さんがカモシカの園舎に入るとすぐに
鼻をクンクンさせて、動きがすごく活発になったそうです。
さらに、埼玉で匂いをつける際
その匂いがオスであるかメスであるかで「たけしくん」の行動にも変化があったそうなんです。
オスの臭いの時は、何度も自分の臭いをその割り箸に付けたり
その他の場所にもマーキングしたりしたそうで
メスの時には、繁殖期に出す、小さな鳴き声を出すという姿も見られ
前さんはその声を聞けたときはとてもうれしかったと話してくれました。

(観察をする前さんの様子)
物体として、他のカモシカが目の前にいなくても
匂いだけで、本来持っている野生の習性が取り戻せる
ってすごい!
以前にも、この番組でも取り上げさせて頂きましたが
飯田動物園というのは
それぞれの本来の生態に近い形で園舎の構造を工夫したりする
「生息環境展示」に取り組んでいる動物園なんです。
ペンギンやコンドルなど、日本では生息しない動物も
本来住んでいる地域の生息している場所に近い環境を作り出して
野生に近い行動が取れるように配慮しています。
どの動物も似たような檻の中に入っているという飼育の仕方をしていません
実際に、カモシカも岩場を軽々登っていく姿を見たことがある方いらっしゃると思いますが
そんな環境に近づけるためにわざと切り立った岩場を作っていて
しかもその背景には、本来住んでいる南アルプスが見えるように設計されていて
これから雪が頂くようになると、懐かしそうにカモシカ君が眺めているように見える時もあるそうです
そんな、飯田動物園だからこそ
野生に近い形を取り戻してもらうことには積極的に取り組んでいて
今回のような取組も積極的に取り組むことができたようでした。
さらにこの取組、大きな賞も取られたということで
どんな賞を取られたのかなど
この続きは来週お届けしたいと思います。
私もカモシカになった気分も味合わせていただきました。
どうぞお楽しみに!!!
カモシカの話をする時の前さんの笑顔に魅せられた 西村容子 でした♡
お邪魔したのは「飯田動物園」
ここにいるカモシカが、私たちがよく使うあるものを必要としていると言うこと
カモシカが、何をどのように必要としているんでしょうか?
まずは、その噂の現場、飯田動物園を訪ねてみました。
お話を伺ったのは、飯田動物園のカモシカ担当の飼育員 前 裕治さん。
前さんによると
カモシカの習性を維持するというのは、野生に帰す!ということだということで
その園舎のなかに、秘かに置かれているあるものが、小さいけれど役立っているようなんです。
それは、どんなものなんですか?と伺うと
「こちらにくっついております」と指差した先に見えたのはこちら!

わかります?
白く見えているこちらです!

小さすぎてわからないですかね~
白く横に見えているもの
これ、「割りばし」なんです。
私たちがよく使う割りばし、この一本の割り箸が、カモシカの野性味を取り戻すのに
大いに役立っているということなんです。
さらに、他の動物園も関わっているとか・・・
では、そもそも、カモシカのどんな習性と割り箸が関係しているんでしょうか?
その習性とは、マーキング!
動物園にいるカモシカは、何頭か一緒に飼育されているときは
当然のごとく、自分の縄張りを示すマーキング行動はしていたんですが
2年前に1頭だけになってしまった「たけしくん}
1頭しかいないので、縄張りを主張する必要もなく
その必要性がなくなってしまったために
本来持っている習性を忘れてしまうということになってしまったんでしょうか?
カモシカは、そのマーキングに、目の下から出る分泌物を使うということで
使われなくなった分泌物が、かさぶたと言う形で、気がつきやすかったようなんです。

(これがかさぶたになってしまったたけしくんの写真)
目の下から出る分泌物を使うというのは、動物の中でも珍しいらしく
毎日顔を見ている前さんが、その変化に気つき、何とかしなければと言うことで
何頭かカモシカを飼育している、埼玉の動物園と協力して
飯田動物園の「たけしくん」の本来持っている習性を取り戻そう大作戦が始まったのです
でもでも、何故そこで割り箸が登場するのか?
実はマーキングを促すために
埼玉の動物園のカモシカたちの、目の下の分泌物を採取して
その臭い付きのものを飯田動物園に送るという事をしなければいけませんでした。
その際、臭いを付けやすく、郵送もしやすく、しかもコストがかからないもの
と考えたとき、思い浮かんだのが割りばしだったんだそうです。
カモシカは、自分と違う匂いを感知すると
その上に塗り込んで自分の匂いをつけるように
目の下の分泌物が出るところを、その匂いの元に擦り付ける
と言うことをするそうなんです
ですから、綿などのようなものだと匂いはしみこんでもマーキングがしにくいし
埼玉の動物園にその匂いを採取するときも
あちらのカモシカも匂いをつけにくい
割り箸なら、自然界に当たり前のようにある木の枝と似た感覚で
あまり違和感なく、マーキングもしやすいそうなんです。
調査に出かけた日も、園舎の柵のところに1本だけ、割りばしがくくりつけてありましたが
このたった1本の割り箸をつけただけで
カモシカの行動に大きな変化が現れたそうなんです。
やはり野生の動物なので、嗅覚が鋭くて
普段はとっても大人しい「たけしくん」も
その割り箸を持って、前さんがカモシカの園舎に入るとすぐに
鼻をクンクンさせて、動きがすごく活発になったそうです。
さらに、埼玉で匂いをつける際
その匂いがオスであるかメスであるかで「たけしくん」の行動にも変化があったそうなんです。
オスの臭いの時は、何度も自分の臭いをその割り箸に付けたり
その他の場所にもマーキングしたりしたそうで
メスの時には、繁殖期に出す、小さな鳴き声を出すという姿も見られ
前さんはその声を聞けたときはとてもうれしかったと話してくれました。

(観察をする前さんの様子)
物体として、他のカモシカが目の前にいなくても
匂いだけで、本来持っている野生の習性が取り戻せる
ってすごい!
以前にも、この番組でも取り上げさせて頂きましたが
飯田動物園というのは
それぞれの本来の生態に近い形で園舎の構造を工夫したりする
「生息環境展示」に取り組んでいる動物園なんです。
ペンギンやコンドルなど、日本では生息しない動物も
本来住んでいる地域の生息している場所に近い環境を作り出して
野生に近い行動が取れるように配慮しています。
どの動物も似たような檻の中に入っているという飼育の仕方をしていません
実際に、カモシカも岩場を軽々登っていく姿を見たことがある方いらっしゃると思いますが
そんな環境に近づけるためにわざと切り立った岩場を作っていて
しかもその背景には、本来住んでいる南アルプスが見えるように設計されていて
これから雪が頂くようになると、懐かしそうにカモシカ君が眺めているように見える時もあるそうです
そんな、飯田動物園だからこそ
野生に近い形を取り戻してもらうことには積極的に取り組んでいて
今回のような取組も積極的に取り組むことができたようでした。
さらにこの取組、大きな賞も取られたということで
どんな賞を取られたのかなど
この続きは来週お届けしたいと思います。
私もカモシカになった気分も味合わせていただきました。
どうぞお楽しみに!!!
カモシカの話をする時の前さんの笑顔に魅せられた 西村容子 でした♡
バストいちごがドッキング?そこに隠された謎に迫る!
2019年10月10日
バスとイチゴがドッキングしたという噂の発信源は伊那市
ということで、伊那市に調査に出かけてきました。
インスタやツイッターなど、いろんなところで、話題になってるということで
早速、伊那市でバスといえば、伊那バスさん
常務の藤澤宏正(ひろまさ)さんにお話伺いました。
9月28日からお目見えしたのがこちら!

いちごのラッピングバス。
赤い高級感漂うバスが写真を見てお分かりいただけます通り、新宿に向けて走っているそうです。

でも、ただ、イチゴのラッピングバスを走らせているわけではありません。
なぜいちごなのか?しかもこの時期に???
藤沢さんの口から、「えっ?」という言葉が・・・
「伊那バスがイチゴを栽培しているんです」
え?????
伊那バスさんって、バス会社ですよね~???
さらに調査してみると
伊那バスさん、バス会社さんなのに、「アグリ事業部」という部署があるんです。
そのアグリ事業部部長の青木一徳(かずのり)さんにお話伺いました。
なぜバス会社でイチゴ栽培なんでしょう?
じつは、伊那バスさんは、今年、創業100周年
皆さんへに感謝の気持ちと、ご恩返しで、地域に貢献できることがしたいと
このイチゴ栽培を始めたそうです。
伊那バスさんが栽培しているイチゴの名前は「恋姫」。
この恋姫、伊那でバス会社をしている伊那バスさんにとって、実は、特別ないちごなんです。
単に農業で地域貢献
そして、たまたまいちご栽培というわけではなく
このいちごだったから、バス会社がいちご栽培を始めたという感じなんです。
ではそのいちごは、どんなイチゴなのか?

この伊那バスさんが栽培している「恋姫」は
地元 信大農学部で生まれたいちごで、「信大BS-8-9」といういちごなんです。
このいちごは、夏秋イチゴで
夏秋イチゴは味がもう一つというのが一般的なんですが
この恋姫は、夏秋イチゴなのに、春いちごに負けず劣らずの甘さがあり
こんなに優秀ないちごで、しかも地元で生まれたいちごなら、やはり地元で力を入れて育てていきたい!
という思いがあり、イチゴ栽培を始めたそうです。
でもでも、このイチゴ、地元伊那市でも、ほとんどお目にかかれない
幻、憧れ、プレミアムなイチゴなんです。

この高級感!見ただけでもわかりますよね。
ではどこで売られているかと申しますと
東京、大阪方面の高級フルーツパーラー
新宿高野さんや、資生堂フルーツパーラーさん、帝国ホテルさんなどからの発注で生産が間に合わないほどだそうです。
そういうこともあって
都会へのアピールのために一番消費されている新宿行きのバスに
このラッピングバスを投入
この真赤な美味しそうなバスが
都会で話題になっているということなんです。
さらに、都会との関わりはこればかりではなく
このラッピングバスのデザインは
伊那市と新宿区が友好提携都市ということもあり
新宿区にある宝塚大学の新宿キャンパスの生徒さんにデザインを依頼
四季折々の伊那市を感じるために、何度も視察に来て
伊那が大好きなった皆さんがデザインしているので特別ば温もりに満ちています
そして、もう一つ、このイチゴ、大きな特徴があるそうなんです。
それは「香り」
この香りが、フルーツパーラーなどのパテシエから評判が良いようで、うれしい悲鳴という感じなんでしょうね。
長野県内ではなかなかいただくことができないこのイチゴ、恋姫
ふるさと納税の返礼品に出たことがあるくらいで
いただける可能性があるのは、その方法だけ
あとは、イチゴのバスに乗って、新宿高野フルーツパーラーなどでいただくしか方法がありません
さらに、そのバスには、秘密が隠されていて
乗ってみた人にしかわからない演出がバスの中に施されているそうです。
中に入ると、わ〜と思ってちょっとした当たり感覚を味わうことができるというもの
駒ヶ根発 バスタ新宿行き 1日1往復
時間は決まっていないので、会えたらラッキー
そこにもプレミアム感を演出しているのが、伊那バスさんのすごいところ
外からでも一度眺めてみたいですね
あまりの高級感に、味見が言えず、香りだけを楽しませていただいた 西村容子 でした♡
ということで、伊那市に調査に出かけてきました。
インスタやツイッターなど、いろんなところで、話題になってるということで
早速、伊那市でバスといえば、伊那バスさん
常務の藤澤宏正(ひろまさ)さんにお話伺いました。
9月28日からお目見えしたのがこちら!

いちごのラッピングバス。
赤い高級感漂うバスが写真を見てお分かりいただけます通り、新宿に向けて走っているそうです。

でも、ただ、イチゴのラッピングバスを走らせているわけではありません。
なぜいちごなのか?しかもこの時期に???
藤沢さんの口から、「えっ?」という言葉が・・・
「伊那バスがイチゴを栽培しているんです」
え?????
伊那バスさんって、バス会社ですよね~???
さらに調査してみると
伊那バスさん、バス会社さんなのに、「アグリ事業部」という部署があるんです。
そのアグリ事業部部長の青木一徳(かずのり)さんにお話伺いました。
なぜバス会社でイチゴ栽培なんでしょう?
じつは、伊那バスさんは、今年、創業100周年
皆さんへに感謝の気持ちと、ご恩返しで、地域に貢献できることがしたいと
このイチゴ栽培を始めたそうです。
伊那バスさんが栽培しているイチゴの名前は「恋姫」。
この恋姫、伊那でバス会社をしている伊那バスさんにとって、実は、特別ないちごなんです。
単に農業で地域貢献
そして、たまたまいちご栽培というわけではなく
このいちごだったから、バス会社がいちご栽培を始めたという感じなんです。
ではそのいちごは、どんなイチゴなのか?

この伊那バスさんが栽培している「恋姫」は
地元 信大農学部で生まれたいちごで、「信大BS-8-9」といういちごなんです。
このいちごは、夏秋イチゴで
夏秋イチゴは味がもう一つというのが一般的なんですが
この恋姫は、夏秋イチゴなのに、春いちごに負けず劣らずの甘さがあり
こんなに優秀ないちごで、しかも地元で生まれたいちごなら、やはり地元で力を入れて育てていきたい!
という思いがあり、イチゴ栽培を始めたそうです。
でもでも、このイチゴ、地元伊那市でも、ほとんどお目にかかれない
幻、憧れ、プレミアムなイチゴなんです。

この高級感!見ただけでもわかりますよね。
ではどこで売られているかと申しますと
東京、大阪方面の高級フルーツパーラー
新宿高野さんや、資生堂フルーツパーラーさん、帝国ホテルさんなどからの発注で生産が間に合わないほどだそうです。
そういうこともあって
都会へのアピールのために一番消費されている新宿行きのバスに
このラッピングバスを投入
この真赤な美味しそうなバスが
都会で話題になっているということなんです。
さらに、都会との関わりはこればかりではなく
このラッピングバスのデザインは
伊那市と新宿区が友好提携都市ということもあり
新宿区にある宝塚大学の新宿キャンパスの生徒さんにデザインを依頼
四季折々の伊那市を感じるために、何度も視察に来て
伊那が大好きなった皆さんがデザインしているので特別ば温もりに満ちています
そして、もう一つ、このイチゴ、大きな特徴があるそうなんです。
それは「香り」
この香りが、フルーツパーラーなどのパテシエから評判が良いようで、うれしい悲鳴という感じなんでしょうね。
長野県内ではなかなかいただくことができないこのイチゴ、恋姫
ふるさと納税の返礼品に出たことがあるくらいで
いただける可能性があるのは、その方法だけ
あとは、イチゴのバスに乗って、新宿高野フルーツパーラーなどでいただくしか方法がありません
さらに、そのバスには、秘密が隠されていて
乗ってみた人にしかわからない演出がバスの中に施されているそうです。
中に入ると、わ〜と思ってちょっとした当たり感覚を味わうことができるというもの
駒ヶ根発 バスタ新宿行き 1日1往復
時間は決まっていないので、会えたらラッキー
そこにもプレミアム感を演出しているのが、伊那バスさんのすごいところ
外からでも一度眺めてみたいですね
あまりの高級感に、味見が言えず、香りだけを楽しませていただいた 西村容子 でした♡