3/31噂・松本市に県内で一番大きな楽器があるって!?
2014年03月31日
皆さんはパイプオルガンの音って実際に聴いたことはありますか?
ワタシは、教会とかも縁がないし、結婚式はそんな豪勢な会場では無かったので、
まったく本物の音には接したことがありませんでした。
で、松本市・音楽文化ホール

通称、ザ・ハーモニーホールに、
県内最大のパイプオルガンがあるという情報を入手したので行ってきました。

お話しを伺ったのは、専属オルガニストの「保田紀子(やすだのりこ)」さんです。

保田さんは、東京芸大でオルガンを学びその後ドイツ留学、帰国後フリーオルガニストとして活躍ののち
1990年からザ・ハーモニーホール専属奏者として演奏されております。
パイプオルガンの魅力を始め、そもそもパイプオルガンとはどんな楽器なのか、
足踏み式オルガン(リードオルガン)とはどう違うのかなどもお話し頂きました。
オルガンには音を出す方法として2つの種類があります。
1つは、パイプ方式、もうひとつがリード方式(これが普通学校などにあるリードオルガン)です。
●パイプ方式
いろいろな呼び方はありますが、大きな教会のオルガンなどはパイプオルガンと呼ばれ、
多くの大小のパイプが並べられています。
そのパイプに空気を流すことにより音を出すというものです。
●リード方式
リード方式とは、金属の振動板の振動により音を出す方式です。
と書くと難しいような気がしますが、この方式を取っているものとして他には
アコーディオン、ハーモニカ、ピアニカなどがあります。
要するに、音の鳴らせ方の違いですね。(アバウトすぎますかね)
で、パイプオルガンは一つの音階を一つのパイプが担当するだけでなく、色々な楽器の音色も出すため
そのパイプの数は膨大で、
一台でオーケストラのような演奏も出来るため楽器の女王!とも言われているそうです。
県内最大と言われるザ・ハーモニーホールのパイプオルガンですが、

具体的にはどういうことなのでしょうか?
基本的にその設置する空間によって、横に沢山並べたりあるいはパイプそのものを曲げたりするそうなので、
そのオルガンの大きさの比較はあまり意味がないそうです。重要なのはパイプの数と、音色や音量を変えられる「ストップ(音栓)」の数の多少のようです。
ちなみにザ・ハーモニーホールのパイプオルガンはパイプの数が3,121本、ストップ数43本。鍵盤数が3段で県内最大ということになります。ちなみに高さ約10㍍、幅約7㍍、奥行き約2㍍あります

国内ではNHKホールがパイプ7,640本、ストップ92本。東京芸術劇場がパイプ8,286本、ストップ126本。
世界ではアメリカ・アトランティックシティ・コンヴェンションホールがパイプ33,114本、ストップ852本、奥行き54㍍、横38㍍、高さ23㍍といいますから、日本とは桁違いの想像もつかない大きさです。
そして世界中さがしても一つとして同じオルガンはないので、奏者もコンサートなどで出張演奏する場合、オルガンの特性をつかむ必要があるので数週間前に小屋入りして、その会場のパイプオルガンに合わせて毎回演奏曲順や演奏法も変えるのが通常だそうです。大変だけどうまくいったときのダイナミズムが奏者の喜びだと保田さんは言っていました。
パイプオルガンの演奏を聞くと、会場自体が共鳴するいわば全体楽器という感じで、ホールそのものが共鳴装置になってしまいます。音が空間ごと聴衆を包み込んでしまうのが最大の魅力ではないでしょうか。
保田さんは本年度末で退任されるということで、退任記念リサイタルが4月12日(土)ザ・ハーモニーホールで開かれますが、チケットは応募多数で残念ながら締め切り。

その代わり、日本オルガニスト協会主催の新人演奏会が4月29日(火・祝)
ザ・ハーモニーホールで開かれ、保田さんの講演会もあるそうです。
ゲスト演奏者の「展覧会の絵」というすばらしい曲も演奏されるので、
皆さんオルガンの音を体感しに、松本市ザ・ハーモニーホールに出かけてみてはいかがでしょうか。
春爛漫の中、音に包まれますよ。
荘厳な音に包まれちょっぴり清廉になった気の・根本豊でした。
ワタシは、教会とかも縁がないし、結婚式はそんな豪勢な会場では無かったので、
まったく本物の音には接したことがありませんでした。
で、松本市・音楽文化ホール

通称、ザ・ハーモニーホールに、
県内最大のパイプオルガンがあるという情報を入手したので行ってきました。

お話しを伺ったのは、専属オルガニストの「保田紀子(やすだのりこ)」さんです。

保田さんは、東京芸大でオルガンを学びその後ドイツ留学、帰国後フリーオルガニストとして活躍ののち
1990年からザ・ハーモニーホール専属奏者として演奏されております。
パイプオルガンの魅力を始め、そもそもパイプオルガンとはどんな楽器なのか、
足踏み式オルガン(リードオルガン)とはどう違うのかなどもお話し頂きました。
オルガンには音を出す方法として2つの種類があります。
1つは、パイプ方式、もうひとつがリード方式(これが普通学校などにあるリードオルガン)です。
●パイプ方式
いろいろな呼び方はありますが、大きな教会のオルガンなどはパイプオルガンと呼ばれ、
多くの大小のパイプが並べられています。
そのパイプに空気を流すことにより音を出すというものです。
●リード方式
リード方式とは、金属の振動板の振動により音を出す方式です。
と書くと難しいような気がしますが、この方式を取っているものとして他には
アコーディオン、ハーモニカ、ピアニカなどがあります。
要するに、音の鳴らせ方の違いですね。(アバウトすぎますかね)
で、パイプオルガンは一つの音階を一つのパイプが担当するだけでなく、色々な楽器の音色も出すため
そのパイプの数は膨大で、
一台でオーケストラのような演奏も出来るため楽器の女王!とも言われているそうです。
県内最大と言われるザ・ハーモニーホールのパイプオルガンですが、

具体的にはどういうことなのでしょうか?
基本的にその設置する空間によって、横に沢山並べたりあるいはパイプそのものを曲げたりするそうなので、
そのオルガンの大きさの比較はあまり意味がないそうです。重要なのはパイプの数と、音色や音量を変えられる「ストップ(音栓)」の数の多少のようです。
ちなみにザ・ハーモニーホールのパイプオルガンはパイプの数が3,121本、ストップ数43本。鍵盤数が3段で県内最大ということになります。ちなみに高さ約10㍍、幅約7㍍、奥行き約2㍍あります

国内ではNHKホールがパイプ7,640本、ストップ92本。東京芸術劇場がパイプ8,286本、ストップ126本。
世界ではアメリカ・アトランティックシティ・コンヴェンションホールがパイプ33,114本、ストップ852本、奥行き54㍍、横38㍍、高さ23㍍といいますから、日本とは桁違いの想像もつかない大きさです。
そして世界中さがしても一つとして同じオルガンはないので、奏者もコンサートなどで出張演奏する場合、オルガンの特性をつかむ必要があるので数週間前に小屋入りして、その会場のパイプオルガンに合わせて毎回演奏曲順や演奏法も変えるのが通常だそうです。大変だけどうまくいったときのダイナミズムが奏者の喜びだと保田さんは言っていました。
パイプオルガンの演奏を聞くと、会場自体が共鳴するいわば全体楽器という感じで、ホールそのものが共鳴装置になってしまいます。音が空間ごと聴衆を包み込んでしまうのが最大の魅力ではないでしょうか。
保田さんは本年度末で退任されるということで、退任記念リサイタルが4月12日(土)ザ・ハーモニーホールで開かれますが、チケットは応募多数で残念ながら締め切り。

その代わり、日本オルガニスト協会主催の新人演奏会が4月29日(火・祝)
ザ・ハーモニーホールで開かれ、保田さんの講演会もあるそうです。
ゲスト演奏者の「展覧会の絵」というすばらしい曲も演奏されるので、
皆さんオルガンの音を体感しに、松本市ザ・ハーモニーホールに出かけてみてはいかがでしょうか。
春爛漫の中、音に包まれますよ。
荘厳な音に包まれちょっぴり清廉になった気の・根本豊でした。