諏訪地方では家に何枚もアレがあるのが当たり前!?

アレとはずばり法被(はっぴ)のこと。

『お家に法被(はっぴ)って何枚ありますか?』
諏訪地方の皆さんにこんな質問をしてみました。
『5~6枚』『8枚』『10枚くらい』『8枚くらい』とのお答えが・・・。
諏訪地方では家に法被が何枚もあるのは、あたり前のことなんです。

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4月2日、上社の山出しからスタートした平成二十八年の諏訪大社御柱祭。
大きな御柱を曳行するために大勢の氏子が集まりますが、氏子の”あかし”ともいえるのが
身にまとった法被です。
法被はもともと作業着でした。昔は御柱の年に法被を新しくして、次の御柱までは
仕事着としてボロボロになるまで着ていたそうです。
今の法被は祭り衣装。諏訪地方では茅野市(地区の法被のみ)以外の5つの市町村に、それぞれの法被があります。その他、地元の地区・町内会の法被、さらにお役目ごとの法被もあるんです。
「お役目って何?」ですよね。分かりやすいところでは、木遣り師・ラッパ隊・長持ちなど。
その他に、大総代、斧(よき)、元綱(もとづな)、梃子(てこ)、などいろいろな係があり、
“○○長”と書かれた法被は憧れのまと!! 法被の持つ意味はさまざまです。

特に法被の数が多いのは諏訪市民といわれています。そこにはこんな理由が・・・。
6市町村の中で諏訪市だけが上社と下社に別れます。そこで諏訪市の法被を統一法被と呼ぶようになりました。諏訪市では御柱ごとに法被を作り変えることが慣例になっています。
そこで、歴代の法被を展示している諏訪市清水町の「かねさ呉服店」店主の林 訓久(のりひさ)さんに聞きました。
法被の歴史は染め方の歴史。藍染→硫化染→顔料染→反応染と変わってきました。
法被の色に合わせて、祭り支度を考えるなどこだわる人はこだわるそうです。

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4月の山出しを終えると5月は里曳き。
『人を見るなら諏訪の御柱!』と言われるほど多くの人で賑わいます。
華やかな里曳きでは、氏子の皆さんの法被や祭り支度にも注目してみてください!

上社里曳き:5月2・3・4日、下社里曳き:5月14・15・16日
調査隊員:土橋桂子

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日替わり調査員

月曜日 根本 豊 東信担当

寺山修司の演劇実験室「天井桟敷」に所属していた演劇人。
福島出身で標準アクセントがいまだに身につかない。無類の酒好き。

火曜日 竹井 純子 北信担当

SBCのラジオカーレポーターを経て、調査隊員に。
中野市出身、豪快な笑い方が特徴。愛用の手提げバッグのデザインが下品と評判。

水曜日 塚原 正子 中信担当

ロック好き。電話するとだいたいエレベーターに乗っている。謎多き女性。
松本市出身。中学・高校のあだ名は「かっぺ」。

木曜日 西村 容子 南信担当

元民放テレビ局のアナウンサー。3人の子どもを育てながら、おもしろいネタがないかとアンテナを張りめぐらしている。への字まゆげがチャームポイント。飯田市出身。

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