噂の調査隊「伊那谷でしか売られていない豆腐製品って???」
2014年07月03日
これから暑くなってくると冷奴がおいしい季節になりますね♡
ということで、今日はその豆腐にちなんで、豆腐製品の話題をお届けします。
しかも、伊那谷。特に飯田下伊那地域でしか手に入らない豆腐製品なんです。
豆腐製品と言われて、あなたが思い浮かぶものはどんなものですか?
おから、厚揚げ、高野豆腐、粉豆腐いろんなものがありますよね〜
今、ちょっと引っかかりました?
引っかかった人は、飯田下伊那以外の人。
「えっ??」引っかかるって何???と、何とも思わなかった人は、飯田下伊那を中心に、伊那谷に住んでいる人、もしくは、住んだ事のある人、出身の人だと思います。
どうですか?
「おから、厚揚げ、高野豆腐、粉豆腐」
そう!「粉豆腐」引っかかりますよね(^o^)
この粉豆腐とは一体なんなのか?今日は調査に出掛けてきました。
まずは、地元の人達に「粉豆腐」について聞いてみると、若い人たちを中心に知らない人もいましたが、ほとんどの人が知っている、飯田下伊那では超スタンダードな食べ物。
「これ、実は飯田下伊那でしか売られていないんですよ!」というと、百発百中「え~~~???本当ですか???(*0*)」という反応!!
それだけあって当たり前の製品なんです。
一体それはどんなものかというと・・・こちら!
スーパーにはご覧のようにズラ~っと、高野豆腐と一緒に並んでいます。

この粉豆腐の事を「豆腐の粉」という人もいて、私は小さい頃は「おから」だと思っていました。
そのうち、おからとは違うものらしいという事はわかって来たんですが、今回取材に行くまで、その正体は知りませんでした。
当たり前のように食べている伊那谷の人の中には私みたいな人結構いるんじゃないでしょうか。
と言う訳で、旭松食品の研究所長 村澤久司さんにこの粉豆腐の正体を伺ってきました。
村澤さんによりますと・・・
粉豆腐とは、いわゆる高野豆腐、凍み豆腐と言われる、あの固形物を粉状にしたもの。
ですから成分は高野豆腐と全く同じ。
食べる時の見た目はご覧の通り・・・

まるで「おから」でしょ!!!
でもでも、おからと粉豆腐では、成分は全く違うんだそうです。
粉豆腐は、タンパク質が50%、脂肪が30%というとても栄養価の高い食品。
でもおからに含まれる食物繊維はゼロ!!
本当に全く違うんです。
豆腐は、水分が90パーセントで、タンパク質はたったの5パーセント。
豆腐と粉豆腐(高野豆腐)を比べると、タンパク質の量は10倍!!
いかに、高野豆腐やこの粉豆腐の栄養価が高いかわかりますよね。
しかも、粉豆腐は、ご覧いただいてわかるように、にんじん、きのこ、ちくわに油揚げ、長ネギ、ほうれん草など、凍み豆腐より多くの野菜と一緒に調理されますし、食べやすいので、たくさん栄養を摂取できるんです。
さらに、この粉豆腐、単独に作られている製品だと思っていたんですが、誕生までの過程にはとてもおもしろい話しがありました。
誕生は意外と最近の話しらしく、皆さんよくご存知のある制度の制定が大きなきっかけになっているそうなんです。
その誕生秘話を村沢さんに伺ってみると・・・
ある制度というのは「JIS規格」日本工業規格。
このJIS規格が制定されたことにより、高野豆腐にも格付けが適用され、製造中にヒビが入ってしまったもの、割れてしまったものなどは、製品として売ることができなくなってしまいました。
でも、売れなくなってしまった高野豆腐を廃棄するのも忍びない・・・
そこで考えたのが
「これを粉にして売ろう!!!」
という発想でした。
そこで生まれたのが「粉豆腐」
ですから粉豆腐の誕生は昭和58年。
私は小さいころから食べていた気がしていたんですが、私が生まれた後に生まれたものだったことにビックリ!!
その時私がいくつだったか?って~(^o^;;)
ハハハ(笑)・・・ナ・イ・ショ♡
久保さんよりはずいぶん若いでな~~~(^o^)v
さて、この粉豆腐が売られている範囲ですが、伊那谷でも伊那で置いてあるかないかという感じ。
やはり、飯田下伊那が中心なようなんです。
にもかかわらず、実は、旭松食品の問合せセンターへの問合せで一番多いのが、この「粉豆腐」に関しての質問なんですって!!
そのほとんどが、東京や大阪など飯田下伊那以外と所から「粉豆腐はどこに売ってますか?」というものなんだとか・・・
飯田に来て口にした人達が、家でも食べてみたいとスーパーなどに行っても売っていなくて、問合せしてくるんでしょうね。
それだけ一度食べたら忘れられないものなんですね~
でも、それだけ人気があるのに、どうして飯田下伊那くらいでしかか売られていないんでしょうか?
それは、ハッキリ言って、高野豆腐の失敗作のみが粉豆腐になるわけですから、業者さんとすれば、はね出しは極力少なくしたいのは当たり前。
いい製品を作って、たまたまできてしまった物のみが「粉豆腐」という製品になるんですから、できる量自体が少ないのは当たり前なんです。
ですから、粉豆腐に関しては生産ライン自体ないんですよね。
村澤さんは、頑固なまでに「量産はしない」といいます。
これも、当たり前の話ですよね。
でも、その代わりに、ケーキとかにも使えるより粒子の細かい粉末高野豆腐が、今、開発されているそうです。
さらに、最近では、粉豆腐の元、高野豆腐がめちゃくちゃ身体にいい実験結果が出たそうで、先日は新聞にも掲載されていました。
何がそんなにいいかと申しますと・・・

50%も含まれるたんぱく質の中には、レジスタントプロテインというものがあって、コレステロールの低下作用や中性脂肪の低下作用があるということがわかってきたそうなんです。
更に、毎日に高野豆腐を1枚、1カ月間食べ続けると、コレステロールの中の善玉コレステロールHDLが上昇するという実験結果まで出ているんだそうです。
一度味わうとちょっと病みつきになってしまいそうな粉豆腐。
みんなに味わっていただきたいので、簡単に作り方紹介しておきますね~♡
用意するのは、粉豆腐と、冷蔵庫で余っている野菜たち、とちくわや油揚げ。
それだけ(^o^)v 何でもいいんです。
でも、私が絶対入れた方がおいしくなると思うのは、長ネギと油揚げとちくわ。
あとは色取りに赤いにんじんと、緑の野菜があれば見た目にはいいかな。
でも、なければなくて大丈夫!
まず、長ネギなど野菜を油で軽く炒めます。
油揚げととちくわを入れて、水をひたひたになるくらい入れて、普通の煮物と一緒。
ダシ、砂糖、しょう油で味を付けます。

ある程度煮えたら、グツグツ言っている所に粉豆腐を投入!!

この量が大事!
入れすぎるとぱさぱさになってしまうので、加減しながら、混ぜながら、汁気が少し残るくらいにしておきましょう!

粉を入れてもグツグツ言えるくらいがいいかな~
よく混ぜ合わせたら、手早くふたをして蒸らしてしあげます。
ふたを開けてふっくらしていたら出来上がり!

器に盛って召し上がれ♡♡♡
味のしみた粉豆腐をあったかいご飯に乗せていただくと最高!
おふくろの味って感じです。
粉豆腐が手に入らな~~~いという方は、旭松食品のHPをご覧あれ!
この粉豆腐の問い合わせの多さがきっかけになって、通販事業部というのは誕生しているそうです。
通販でも購入できますよ~~!!
是非、味わってみてください。
粉豆腐料理が得意な 西村容子 でした。
ということで、今日はその豆腐にちなんで、豆腐製品の話題をお届けします。
しかも、伊那谷。特に飯田下伊那地域でしか手に入らない豆腐製品なんです。
豆腐製品と言われて、あなたが思い浮かぶものはどんなものですか?
おから、厚揚げ、高野豆腐、粉豆腐いろんなものがありますよね〜
今、ちょっと引っかかりました?
引っかかった人は、飯田下伊那以外の人。
「えっ??」引っかかるって何???と、何とも思わなかった人は、飯田下伊那を中心に、伊那谷に住んでいる人、もしくは、住んだ事のある人、出身の人だと思います。
どうですか?
「おから、厚揚げ、高野豆腐、粉豆腐」
そう!「粉豆腐」引っかかりますよね(^o^)
この粉豆腐とは一体なんなのか?今日は調査に出掛けてきました。
まずは、地元の人達に「粉豆腐」について聞いてみると、若い人たちを中心に知らない人もいましたが、ほとんどの人が知っている、飯田下伊那では超スタンダードな食べ物。
「これ、実は飯田下伊那でしか売られていないんですよ!」というと、百発百中「え~~~???本当ですか???(*0*)」という反応!!
それだけあって当たり前の製品なんです。
一体それはどんなものかというと・・・こちら!

スーパーにはご覧のようにズラ~っと、高野豆腐と一緒に並んでいます。

この粉豆腐の事を「豆腐の粉」という人もいて、私は小さい頃は「おから」だと思っていました。
そのうち、おからとは違うものらしいという事はわかって来たんですが、今回取材に行くまで、その正体は知りませんでした。
当たり前のように食べている伊那谷の人の中には私みたいな人結構いるんじゃないでしょうか。
と言う訳で、旭松食品の研究所長 村澤久司さんにこの粉豆腐の正体を伺ってきました。
村澤さんによりますと・・・
粉豆腐とは、いわゆる高野豆腐、凍み豆腐と言われる、あの固形物を粉状にしたもの。
ですから成分は高野豆腐と全く同じ。
食べる時の見た目はご覧の通り・・・

まるで「おから」でしょ!!!
でもでも、おからと粉豆腐では、成分は全く違うんだそうです。
粉豆腐は、タンパク質が50%、脂肪が30%というとても栄養価の高い食品。
でもおからに含まれる食物繊維はゼロ!!
本当に全く違うんです。
豆腐は、水分が90パーセントで、タンパク質はたったの5パーセント。
豆腐と粉豆腐(高野豆腐)を比べると、タンパク質の量は10倍!!
いかに、高野豆腐やこの粉豆腐の栄養価が高いかわかりますよね。
しかも、粉豆腐は、ご覧いただいてわかるように、にんじん、きのこ、ちくわに油揚げ、長ネギ、ほうれん草など、凍み豆腐より多くの野菜と一緒に調理されますし、食べやすいので、たくさん栄養を摂取できるんです。
さらに、この粉豆腐、単独に作られている製品だと思っていたんですが、誕生までの過程にはとてもおもしろい話しがありました。
誕生は意外と最近の話しらしく、皆さんよくご存知のある制度の制定が大きなきっかけになっているそうなんです。
その誕生秘話を村沢さんに伺ってみると・・・
ある制度というのは「JIS規格」日本工業規格。
このJIS規格が制定されたことにより、高野豆腐にも格付けが適用され、製造中にヒビが入ってしまったもの、割れてしまったものなどは、製品として売ることができなくなってしまいました。
でも、売れなくなってしまった高野豆腐を廃棄するのも忍びない・・・
そこで考えたのが
「これを粉にして売ろう!!!」
という発想でした。
そこで生まれたのが「粉豆腐」
ですから粉豆腐の誕生は昭和58年。
私は小さいころから食べていた気がしていたんですが、私が生まれた後に生まれたものだったことにビックリ!!
その時私がいくつだったか?って~(^o^;;)
ハハハ(笑)・・・ナ・イ・ショ♡
久保さんよりはずいぶん若いでな~~~(^o^)v
さて、この粉豆腐が売られている範囲ですが、伊那谷でも伊那で置いてあるかないかという感じ。
やはり、飯田下伊那が中心なようなんです。
にもかかわらず、実は、旭松食品の問合せセンターへの問合せで一番多いのが、この「粉豆腐」に関しての質問なんですって!!
そのほとんどが、東京や大阪など飯田下伊那以外と所から「粉豆腐はどこに売ってますか?」というものなんだとか・・・
飯田に来て口にした人達が、家でも食べてみたいとスーパーなどに行っても売っていなくて、問合せしてくるんでしょうね。
それだけ一度食べたら忘れられないものなんですね~
でも、それだけ人気があるのに、どうして飯田下伊那くらいでしかか売られていないんでしょうか?
それは、ハッキリ言って、高野豆腐の失敗作のみが粉豆腐になるわけですから、業者さんとすれば、はね出しは極力少なくしたいのは当たり前。
いい製品を作って、たまたまできてしまった物のみが「粉豆腐」という製品になるんですから、できる量自体が少ないのは当たり前なんです。
ですから、粉豆腐に関しては生産ライン自体ないんですよね。
村澤さんは、頑固なまでに「量産はしない」といいます。
これも、当たり前の話ですよね。
でも、その代わりに、ケーキとかにも使えるより粒子の細かい粉末高野豆腐が、今、開発されているそうです。
さらに、最近では、粉豆腐の元、高野豆腐がめちゃくちゃ身体にいい実験結果が出たそうで、先日は新聞にも掲載されていました。
何がそんなにいいかと申しますと・・・

50%も含まれるたんぱく質の中には、レジスタントプロテインというものがあって、コレステロールの低下作用や中性脂肪の低下作用があるということがわかってきたそうなんです。
更に、毎日に高野豆腐を1枚、1カ月間食べ続けると、コレステロールの中の善玉コレステロールHDLが上昇するという実験結果まで出ているんだそうです。
一度味わうとちょっと病みつきになってしまいそうな粉豆腐。
みんなに味わっていただきたいので、簡単に作り方紹介しておきますね~♡
用意するのは、粉豆腐と、冷蔵庫で余っている野菜たち、とちくわや油揚げ。
それだけ(^o^)v 何でもいいんです。
でも、私が絶対入れた方がおいしくなると思うのは、長ネギと油揚げとちくわ。
あとは色取りに赤いにんじんと、緑の野菜があれば見た目にはいいかな。
でも、なければなくて大丈夫!
まず、長ネギなど野菜を油で軽く炒めます。
油揚げととちくわを入れて、水をひたひたになるくらい入れて、普通の煮物と一緒。
ダシ、砂糖、しょう油で味を付けます。

ある程度煮えたら、グツグツ言っている所に粉豆腐を投入!!

この量が大事!
入れすぎるとぱさぱさになってしまうので、加減しながら、混ぜながら、汁気が少し残るくらいにしておきましょう!

粉を入れてもグツグツ言えるくらいがいいかな~
よく混ぜ合わせたら、手早くふたをして蒸らしてしあげます。
ふたを開けてふっくらしていたら出来上がり!

器に盛って召し上がれ♡♡♡
味のしみた粉豆腐をあったかいご飯に乗せていただくと最高!
おふくろの味って感じです。
粉豆腐が手に入らな~~~いという方は、旭松食品のHPをご覧あれ!
この粉豆腐の問い合わせの多さがきっかけになって、通販事業部というのは誕生しているそうです。
通販でも購入できますよ~~!!
是非、味わってみてください。
粉豆腐料理が得意な 西村容子 でした。