信州 噂の調査隊「伊那に豪華すぎる珍弁当発見!」

今日も桜が満開の伊那谷からお送りしますよ~♡

今日はちょっと変わった・・・いえ、か・な・り変わった弁当が、伊那で発売になると聞いて調査に出掛けてきました。

その珍弁当が発売になるのは、今週末4月13日(日)、伊那公園の桜祭りの会場で発売になるという事なんです。
いわゆる「お花見弁当」という事ですよね。

あなたは「お花見弁当」というとどんな弁当を想像しますか?
彩り鮮やかで、まさに「春」っている感じのお弁当?
まあ、いろんなお弁当があると思いますが・・・

「豪華すぎる珍弁当」いったいどんな弁当なのか気になりますよね。
その珍弁当の噂を街行く人達に伺ってきました。

すると・・・
「あ~・・・私は無理!」
とか、「僕はたのまないかな~」と言う声と、
「興味あります!今年は食べてみたいと思っています」
と言う人や
「全部、僕は好きです♡おつまみには最高ですよね」
と言う声が半々くらい・・・ちょっと驚き!苦手と言う人が半分よりちょっと多いかなと言う感じ
でも、みんなが口をそろえて言うのが
「伊那っぽいですね!」の一言

とにかく、伊那を代表するようなお弁当のようです。

では、その珍弁当さっそくご覧いただきましょうか!!



そのお弁当の名前は「七色弁当」と言います。
名前のごとく、七つの食材が入ったお弁当なんですが、その食材が七つとも変わってるんです。
作っているのは、伊那公園桜愛護会の皆さん。平成13年に発足して会員50名の大所帯。
それだけ集まると、いろんな人達が自然とそろうんですよね。
様々な事を得意とする人達が集まったのが、この弁当を作るきっかけにもなったというんです。

では一体、どんなものが入った七色弁当なのか?と申しますと・・・

まずは、山もお肉の定番 鹿


イノシシ そして 熊

(右がイノシシ、左が熊)

イナゴにザザムシ


蜂の子ごはん


寒ブナ


おまけに伊那名物ロー麺


かなり強烈なお弁当じゃないですか!?

なぜ、こんなお弁当が誕生したのか?
4年前、お弁当を作り始めた時の伊那公園桜愛護会 会長でいらっしゃった伊藤一男さんに伺ってみると・・・

桜愛護会の皆さんの宴会は、安くあげたいということで、猟をやっている方が熊、鹿、イノシシを。
ざざ虫採りをしている方が、ざざ虫を持ってきてくれて、熊のすき焼きや鹿の燻製などを当たり前のように食べていたそうなんです。
でもそれを人に話すと「そんなもの食べてことがない!」と言う人が多く、これを弁当にして多くの人に楽しんでもらえたらと言うことで、この弁当作りが始まりました。
4年前作り始めた時は、5色弁当だったそうですが、去年から7色になり、今年はさらにパワーアップ!
何がパワーアップしたかと申しますと・・・蜂の子ご飯の中央をよ〜く見てください。
何か見えませんか?


なんと!!これ「大スズメバチ」なんです!!
もれなく一つづつ、ご飯の上にトッピングされました。
大スズメバチの左上に黒い蜂が見えるでしょ。
これが私たちがよくいただく蜂の子です。
比べてもらうと、もう何倍???って言うほど大きいでしょ!

かなり、食べるのに勇気がいりますよね。
実際、どんな味なのか?
先日のお披露目会で召し上がった方にお話伺ってみると・・・

「かなり貴重なものなので有難くいただいた」という男性や・・・
「あまりの大きさに勇気がいったが、食べてみたらプチッ!と言う食感はあったが、甘くておいしくご飯とよくあってびっくりしました」という若い女性。
いずれも、見た目でちょっと勇気がいったが、おいしかったという感じでした。

この大スズメバチを取りにいくのは、会員でこのお弁当作りも手がける小坂洋治さん


(左が小坂さん、右が伊藤さん お二人とも笑顔が優しくてとってもいい方でした♡)

地蜂や黄色スズメバチと違って、凶暴で土の中に巣を作る大スズメバチは、取るのも大変なんだそうです。
でも、猟もする小坂さんは、熊をしとめる時もそうみたいですが、そのスリルがたまらないんだそうです

本当に会員の人達が、伊那の山や川で、実際に汗水たらして取ってきたものしか入っていないので、この弁当自身に力がある感じがしますね。

もう一つ新たに加わったのが「寒ブナ」


この「寒ブナ」も伊那谷の文化の一つなんだそうですが、「寒ブナ」という言葉は会員の方々が勝手につけたようで、本来、秋に出荷する鮒を井戸水で冬を越させ、脂がのる一番おいしい時期に甘露煮にするんだそうです。

同じ伊那谷でも、下伊那では鯉は聞きますがフナはあまり聞いた事が無く、上伊那独特の文化なんでしょうか?
減反になった田んぼでよく飼われているそうです。
全国的には、2004年のデータですが、フナは養殖を除くとサケ・マス、アユに次ぐ漁獲量という事ですから、県内の他の地域でも食べられているのかもしれないですけどね・・・

でも、姿のままいただく魚と言えば、ししゃもやさんまのように、細長い魚がほとんどだった私は、少し丸みを帯びた形状が見慣れなくて、どうしても金魚を食べるような感覚で、こちらも私は食べるのに勇気がいりました。

その他、なかなかお目にかかれない熊は脂身がしっかり付いて、美味しいし、鹿も唐揚げみたいになっているので、また違った味わいで面白かったし、蜂の子ご飯は香ばしくて最高!
でも、ザザムシ、イナゴ、大スズメバチは、去年この番組で「蛾」を食べてしまった私も、生放送の勢いが無かったせいか、食べられませんでした(^o^;;)
(もちろん貴重なものですから、実家の家族も一緒に、最後まで美味しく頂戴しましたよ♪♪)


4月13日当日は全部で150食のお弁当を用意するそうです。
そのうち、予約できるのは50食。
既に、お弁当を発表した翌日は電話が鳴り止まないほどの人気ぶりだったそうですので、予約できるかわかりませんが、
とにかく第一は、伊那公園に来て桜を楽しんでもらいたいという思いで作られたお弁当ですので、100食は当日売り。
行列に並んで、この超豪華 伊那の名物弁当を召し上がってみてください。

   またまた虫ネタ復活の 西村 容子 でした☆

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日替わり調査員

月曜日 根本 豊 東信担当

寺山修司の演劇実験室「天井桟敷」に所属していた演劇人。
福島出身で標準アクセントがいまだに身につかない。無類の酒好き。

火曜日 竹井 純子 北信担当

SBCのラジオカーレポーターを経て、調査隊員に。
中野市出身、豪快な笑い方が特徴。愛用の手提げバッグのデザインが下品と評判。

水曜日 塚原 正子 中信担当

ロック好き。電話するとだいたいエレベーターに乗っている。謎多き女性。
松本市出身。中学・高校のあだ名は「かっぺ」。

木曜日 西村 容子 南信担当

元民放テレビ局のアナウンサー。3人の子どもを育てながら、おもしろいネタがないかとアンテナを張りめぐらしている。への字まゆげがチャームポイント。飯田市出身。

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