4/7噂・和太鼓で元気になった、「あるもの」ってなぁに!?
2014年04月07日
「らじ☆カン」もリニューアルして約1時間拡大版になり、一週間が過ぎました。
皆さんのラジオ時間の修正はいかがでしょうか。
さて、いよいよ4月、お花見シーズンがやってきます。
そうするとつきもののアレがありますが、
その話はのちに置いといて、
我々人間は、自然の音や音楽を聴くと心が穏やかになったり、ウキウキしたり、
元気になったりすることが経験で分かっています。
妊娠中にはお腹の赤ちゃんに静かな音楽を聞かせることもありますね。
植物も、話しかけたり音楽を聴かせて育てたり、
動物、例えば乳牛もクラシック音楽を聴かせると乳の出が良くなるとか。
で、今回の「うわさの調査隊」は、あるものを育成中にある音を聞かせたら
どうなったかという極めてラジオ的な話題でした。
そのあるものとは、我らが中澤佳子さんが、
これなしでは夜も日も明けぬ「日本酒」です。
(ワタシももちろんそうなんですが)
それを特別な仕込み方で醸した酒蔵に取材しました。
ではどんな酒蔵で、どんな仕込みをしたのか、
木曽町 (株)中善酒造店に行って

杜氏 森川 貴之さん(下写真左)と南 俊三常務取締役(下写真右)に伺いました。

番組内でご紹介したようにお酒の仕込みの段階で、和太鼓のなかでも代表的な
「大太鼓」と「締太鼓」別々の音を聞かせながら仕込んだ。
スピーカーを、それぞれの仕込みタンクの底に貼り付けて
30日間24時間聞かせ続けたのです。
(仕込みタンクの底部にスピーカを付ける様子を説明する森川杜氏)

森川杜氏も初の試みと言うことで、ワクワクしながら待ったそうです。

ではなぜこんな方法で仕込んだのか、そしてそのお味の違いはあるのか?
と言うことで、本番では我が社の利き酒師、中澤佳子さんに
2種類の酒を飲み比べて頂きました。
森川杜氏も仰っていたように、味というのは、
先入観も(この太鼓の音を聞かせたお酒ですよーとあらかじめ飲む前に伝えてしまうと)
大きな違いの要素になるので
実際にどれほどの大きな違いがあるのかは断定できないが、
杜氏がラベルを隠して飲み比べたところ、
「締太鼓はちょっと辛口、大太鼓はこくのあるふくよかな味になった」と仰ってました。
木曽町出身で、各地で和太鼓スクールを運営している「太鼓センター」(京都市)社長の
東 宗謙(ひがし むねのり)さんが昨年夏、醸造を依頼しました。
東さんはかつてクラシック音楽を聞かせて仕込んだ日本酒を飲み比べ、
味が違うことに驚いたのがきっかけだそうです。
森川杜氏は、和太鼓の振動が酵母になんらかの力を与えたのでは
と仰っていました。
(写真は滅多に見られない仕込みタンク内部で酵母が発酵している様子、
これは別の酒の仕込みです)

「基本がしっかりしてるからこその応用技術であり、それがあるから新しい試みへの挑戦も可能になる」
と力強く仰る、まっすぐな生き様の森川杜氏の言葉は胸に響きました。
また南常務はこういったことへのチャレンジが、町おこしの一環になれば、
また伝統の酒造りも、基本は忠実に守りながら、意欲的な取り組みも行っていきたい、
と言うことです。
ブランド名は「太鼓の音を聞かせたお酒 大太鼓」と「太鼓の音を聞かせたお酒 締太鼓」です。
(4合瓶のお酒と、実際に一ヶ月寄り添って音を流し続けたスピーカー)

4月12日(土)13日(日)木曽町中善酒造店では、「春の酒蔵祭り」を開催の予定で、
会場でもこのお酒が飲めるそうなので、ぜひ中善酒造店HPを参考に
春の一日、音と酒に酔いしれに訪れててみてはいかがでしょうか。
酵母などの微生物や、人間だけでなく自然界のあらゆる生物の生育に「音」は、
どれだけの関わりと影響力を持っているのか、まだまだ未知数です。
でも分からないからこの世の中は面白いんですよね。
音の可能性、そしてラジオの可能性は無限に広がっておりますよーー。
ムーディーな音で酔いが回る・根本豊でした
皆さんのラジオ時間の修正はいかがでしょうか。
さて、いよいよ4月、お花見シーズンがやってきます。
そうするとつきもののアレがありますが、
その話はのちに置いといて、
我々人間は、自然の音や音楽を聴くと心が穏やかになったり、ウキウキしたり、
元気になったりすることが経験で分かっています。
妊娠中にはお腹の赤ちゃんに静かな音楽を聞かせることもありますね。
植物も、話しかけたり音楽を聴かせて育てたり、
動物、例えば乳牛もクラシック音楽を聴かせると乳の出が良くなるとか。
で、今回の「うわさの調査隊」は、あるものを育成中にある音を聞かせたら
どうなったかという極めてラジオ的な話題でした。
そのあるものとは、我らが中澤佳子さんが、
これなしでは夜も日も明けぬ「日本酒」です。
(ワタシももちろんそうなんですが)
それを特別な仕込み方で醸した酒蔵に取材しました。
ではどんな酒蔵で、どんな仕込みをしたのか、
木曽町 (株)中善酒造店に行って

杜氏 森川 貴之さん(下写真左)と南 俊三常務取締役(下写真右)に伺いました。

番組内でご紹介したようにお酒の仕込みの段階で、和太鼓のなかでも代表的な
「大太鼓」と「締太鼓」別々の音を聞かせながら仕込んだ。
スピーカーを、それぞれの仕込みタンクの底に貼り付けて
30日間24時間聞かせ続けたのです。
(仕込みタンクの底部にスピーカを付ける様子を説明する森川杜氏)

森川杜氏も初の試みと言うことで、ワクワクしながら待ったそうです。

ではなぜこんな方法で仕込んだのか、そしてそのお味の違いはあるのか?
と言うことで、本番では我が社の利き酒師、中澤佳子さんに
2種類の酒を飲み比べて頂きました。
森川杜氏も仰っていたように、味というのは、
先入観も(この太鼓の音を聞かせたお酒ですよーとあらかじめ飲む前に伝えてしまうと)
大きな違いの要素になるので
実際にどれほどの大きな違いがあるのかは断定できないが、
杜氏がラベルを隠して飲み比べたところ、
「締太鼓はちょっと辛口、大太鼓はこくのあるふくよかな味になった」と仰ってました。
木曽町出身で、各地で和太鼓スクールを運営している「太鼓センター」(京都市)社長の
東 宗謙(ひがし むねのり)さんが昨年夏、醸造を依頼しました。
東さんはかつてクラシック音楽を聞かせて仕込んだ日本酒を飲み比べ、
味が違うことに驚いたのがきっかけだそうです。
森川杜氏は、和太鼓の振動が酵母になんらかの力を与えたのでは
と仰っていました。
(写真は滅多に見られない仕込みタンク内部で酵母が発酵している様子、
これは別の酒の仕込みです)

「基本がしっかりしてるからこその応用技術であり、それがあるから新しい試みへの挑戦も可能になる」
と力強く仰る、まっすぐな生き様の森川杜氏の言葉は胸に響きました。
また南常務はこういったことへのチャレンジが、町おこしの一環になれば、
また伝統の酒造りも、基本は忠実に守りながら、意欲的な取り組みも行っていきたい、
と言うことです。
ブランド名は「太鼓の音を聞かせたお酒 大太鼓」と「太鼓の音を聞かせたお酒 締太鼓」です。
(4合瓶のお酒と、実際に一ヶ月寄り添って音を流し続けたスピーカー)

4月12日(土)13日(日)木曽町中善酒造店では、「春の酒蔵祭り」を開催の予定で、
会場でもこのお酒が飲めるそうなので、ぜひ中善酒造店HPを参考に
春の一日、音と酒に酔いしれに訪れててみてはいかがでしょうか。
酵母などの微生物や、人間だけでなく自然界のあらゆる生物の生育に「音」は、
どれだけの関わりと影響力を持っているのか、まだまだ未知数です。
でも分からないからこの世の中は面白いんですよね。
音の可能性、そしてラジオの可能性は無限に広がっておりますよーー。
ムーディーな音で酔いが回る・根本豊でした