噂の調査隊 「1月1日 天龍村ではブリ大根ならぬ〇〇大根を食べる!!」
2015年01月01日
日本で3番目に広い長野県。
お正月の文化も本当にそれぞれですね。
伊那谷からは、やっぱりお正月の「食」の話題をお届けします。
大きく分けると、長野県内、北はシャケで、南はブリ
というのが通説ですよね。
でも、天龍村ではブリではなく、あるものをお正月に食べるんだそうです。
それはいったい何なのか???
さっそく、天龍村に調査に出かけてきました。
まず、平岡駅で村の人に話を聞いてみました!!
「天龍村ではちょっと変わった大根の煮物を食べるって聞いたんですが・・・」
という質問に
「聞いたことないな~」
「初めて聞いた」
という返事に続いて、こんな答えが返ってきました。
「昔は食べたけど、最近は食べないな~」
「あ~〇〇は正月の定番だったよ」
「〇〇と大根を煮るんだよね~」
やっぱり食べてたんだ!!!〇〇大根!!!!
この〇〇の中には何が入るのか???
さらに調査を進めると、だんだんリアルな情報が・・・
「うちでは親父がさばいたな~」
「家で飼ってるのを食肉にしたんだよね~」
「骨までつぶして食べたよ、鳥みたいな味」
「肉屋さんでさばくんだよな~」
「毛皮をくれたに」
終いには・・・
「殺した姿を見たもんで、食べれんかった。口に入れるのが嫌でな~」
なんて言う人も・・・
ここまでくれば、お分かりになりますかね~
答えは「うさぎ」・・・「うさぎ大根」なんです。
そのうさぎ大根を、1月1日の夜に食べるんだそうです。
それはどんなものなのか?
実際に毎年欠かさずその「うさぎ大根」を食べるという宮澤吉久さんのお宅を訪ねました。
お話をしてくださった宮澤さんご夫妻
宮澤家では絶対にお正月に欠かせないという「うさぎ大根」
そもそも、昔は「お正月にブリ」なんて言う風習はなく、魚もなかなか手に入らない中で、家で飼っている家畜がお正月のご馳走になったんだそうです。
うさぎは育てる所から肉にして持ち帰るまで、ほとんど子供の仕事として行われていたそうです。
毎日うさぎが食べる草を取り、寒くなって草が取れない時期は、もうすぐ食べるからと太らせるためにおからを食べさせたんだそうです。
それを年末30日くらいになると、かごを背負わされそこに生きたままのうさぎを入れ、風呂敷で出て行かないようにしっかり蓋をされ、地元の肉屋さんに運んだそうです。
それを肉屋さんで、皮をはいで肉にしてもらい家に持ち帰ると、お父さんがさばくんですって!
素人なので骨からきれいに肉をとれないので、その骨に残った肉を顔を脂だらけにしながらしゃぶった話を、宮澤さんとってもうれしそうに話してくださいました。
その笑顔から、「あ~おいしかったんだな~」というのがよく伝わってきました。
下條村でもうさぎの話を聞く事ができ、下條村では29日から30日くらいにうさぎを猟ってくれる人が、家々をまわって、自宅で肉にしてもらったんだそうです。
阿智村でも、お正月にうさぎを食べる習慣があったと私の母・・・
南信州では、広い範囲でうさぎがお正月の大事な料理の一つだったのかもしれません。
でも、今は食べる人はほとんどおらず、最初天龍村役場に問い合わせたんですが、そんな文化はないと言われてしまったほどでした。
当然、今食べる方は自分でうさぎを育てているわけではなく、うさぎの肉を買ってくるんですが、そのお店もそうあるわけではありません。
唯一うさぎの肉が買えるのが南信濃の「肉のスズキヤ」さん。
スズキヤさんにお話を伺ってみると・・・
昔は、南信濃でもうさぎを食べたんだけど、今は天龍村の5件ほどのお宅で買いに来るかな~。
毎年、予約があるわけではないが、天龍村の人達のためにちゃんととっておくんですよ。
という事でした。
さあ!そのうさぎ大根のお姿、お見せしましょう!!!!
こちら!!!

その貴重な味を私もいただいてみました♡
その味とは・・・

鶏肉みたいなんですが、肉がもっとしっかりしていて、味があるんです。
そこから出たうさぎのダシをしっかり吸ったダイコンがまた美味しい!!!!
食べつけると止められなくなるらしく、宮澤さんのお宅では息子さん達がこのうさぎ大根を楽しみにお正月帰ってきて、お孫さんまで、その珍しい食べ物をおいしいおいしいと言って食べるため、お正月には土鍋に2つくらい煮るそうです。
宮澤さんご夫妻にとってはこのうさぎ大根
「忘れられない味。手に入る限り食べていたい。絶対に忘れられない・・・」
という事でした。
1月1日、今日の夜食べる天龍村でかつて定番だった正月料理は「うさぎ大根」でした。
今頃、煮込んでいる最中なんでしょうね〜
うさぎの味、クセにになりそ~ 西村容子 でした♡
お正月の文化も本当にそれぞれですね。
伊那谷からは、やっぱりお正月の「食」の話題をお届けします。
大きく分けると、長野県内、北はシャケで、南はブリ
というのが通説ですよね。
でも、天龍村ではブリではなく、あるものをお正月に食べるんだそうです。
それはいったい何なのか???
さっそく、天龍村に調査に出かけてきました。
まず、平岡駅で村の人に話を聞いてみました!!
「天龍村ではちょっと変わった大根の煮物を食べるって聞いたんですが・・・」
という質問に
「聞いたことないな~」
「初めて聞いた」
という返事に続いて、こんな答えが返ってきました。
「昔は食べたけど、最近は食べないな~」
「あ~〇〇は正月の定番だったよ」
「〇〇と大根を煮るんだよね~」
やっぱり食べてたんだ!!!〇〇大根!!!!
この〇〇の中には何が入るのか???
さらに調査を進めると、だんだんリアルな情報が・・・
「うちでは親父がさばいたな~」
「家で飼ってるのを食肉にしたんだよね~」
「骨までつぶして食べたよ、鳥みたいな味」
「肉屋さんでさばくんだよな~」
「毛皮をくれたに」
終いには・・・
「殺した姿を見たもんで、食べれんかった。口に入れるのが嫌でな~」
なんて言う人も・・・
ここまでくれば、お分かりになりますかね~
答えは「うさぎ」・・・「うさぎ大根」なんです。
そのうさぎ大根を、1月1日の夜に食べるんだそうです。
それはどんなものなのか?
実際に毎年欠かさずその「うさぎ大根」を食べるという宮澤吉久さんのお宅を訪ねました。

お話をしてくださった宮澤さんご夫妻
宮澤家では絶対にお正月に欠かせないという「うさぎ大根」
そもそも、昔は「お正月にブリ」なんて言う風習はなく、魚もなかなか手に入らない中で、家で飼っている家畜がお正月のご馳走になったんだそうです。
うさぎは育てる所から肉にして持ち帰るまで、ほとんど子供の仕事として行われていたそうです。
毎日うさぎが食べる草を取り、寒くなって草が取れない時期は、もうすぐ食べるからと太らせるためにおからを食べさせたんだそうです。
それを年末30日くらいになると、かごを背負わされそこに生きたままのうさぎを入れ、風呂敷で出て行かないようにしっかり蓋をされ、地元の肉屋さんに運んだそうです。
それを肉屋さんで、皮をはいで肉にしてもらい家に持ち帰ると、お父さんがさばくんですって!
素人なので骨からきれいに肉をとれないので、その骨に残った肉を顔を脂だらけにしながらしゃぶった話を、宮澤さんとってもうれしそうに話してくださいました。
その笑顔から、「あ~おいしかったんだな~」というのがよく伝わってきました。
下條村でもうさぎの話を聞く事ができ、下條村では29日から30日くらいにうさぎを猟ってくれる人が、家々をまわって、自宅で肉にしてもらったんだそうです。
阿智村でも、お正月にうさぎを食べる習慣があったと私の母・・・
南信州では、広い範囲でうさぎがお正月の大事な料理の一つだったのかもしれません。
でも、今は食べる人はほとんどおらず、最初天龍村役場に問い合わせたんですが、そんな文化はないと言われてしまったほどでした。
当然、今食べる方は自分でうさぎを育てているわけではなく、うさぎの肉を買ってくるんですが、そのお店もそうあるわけではありません。
唯一うさぎの肉が買えるのが南信濃の「肉のスズキヤ」さん。
スズキヤさんにお話を伺ってみると・・・
昔は、南信濃でもうさぎを食べたんだけど、今は天龍村の5件ほどのお宅で買いに来るかな~。
毎年、予約があるわけではないが、天龍村の人達のためにちゃんととっておくんですよ。
という事でした。
さあ!そのうさぎ大根のお姿、お見せしましょう!!!!
こちら!!!

その貴重な味を私もいただいてみました♡
その味とは・・・

鶏肉みたいなんですが、肉がもっとしっかりしていて、味があるんです。
そこから出たうさぎのダシをしっかり吸ったダイコンがまた美味しい!!!!
食べつけると止められなくなるらしく、宮澤さんのお宅では息子さん達がこのうさぎ大根を楽しみにお正月帰ってきて、お孫さんまで、その珍しい食べ物をおいしいおいしいと言って食べるため、お正月には土鍋に2つくらい煮るそうです。
宮澤さんご夫妻にとってはこのうさぎ大根
「忘れられない味。手に入る限り食べていたい。絶対に忘れられない・・・」
という事でした。
1月1日、今日の夜食べる天龍村でかつて定番だった正月料理は「うさぎ大根」でした。
今頃、煮込んでいる最中なんでしょうね〜
うさぎの味、クセにになりそ~ 西村容子 でした♡