味噌を中国から日本に伝えた人は、松本出身だった?
2015年09月04日
何十年も松本に住んでいながら、まだまだ知らないことだらけでございます。
私(塚原調査隊員)、初耳でした。
だからにわかには信じられなくて・・・。
まずは、この噂。
どうやら松本青年会議所の方々が広めているらしんです。
ワーナックス 株式会社 大野 善裕さんによると・・・
「僕ら松本青年会議所で今年、松本味噌バルというイベントを
開催するんですが、そのイベントを企画するにあたって、
松本と味噌の歴史を調べていったところ、
やはり中国から味噌を日本に伝えた人は、
松本出身らしいということがわかったんです。
松本の神林にあるお寺が生誕の場所です。」
え~~っ! ほんとなんですね!
そのお寺に連れて行ってもらうことにしました。

大野さんが、こちらですよ~と案内してくださったところは、
松本市神林にある福應寺。歴史のあるとても立派なお寺です。
上の写真、大野さんの後ろに見える建物は観音堂。
この中にご住職がいらっしゃったので、お話をうかがいました。
福應寺 住職 中川 弘道さん。

「法燈円明国師 覚心 というとても偉いお坊さんで、
鎌倉時代にこの地に生まれました。
この観音堂に祀ってある観音様は、
その方とお母様に深い縁があるんですよ。」

なぜそのお坊さんが、中国から日本に味噌を伝えることになったんでしょう?
鎌倉時代。ここに生まれた覚心は、とても勤勉な子でした。
15歳で出家して、戸隠の神宮寺で学んだ後、
もっともっと学びたい! と信州を出ます。
まずは東大寺へ。そしてさらに高野山へ。
高野山で願性というお坊さんと出会い、
源実朝の骨を中国へ収めたいという願性の願いをかなえるために、
中国へ渡ったんです。
中国でも様々なことを学ぶのですが、立ち寄った金山寺で、
「金山寺味噌」と出会います。
「こんなおいしいものがあったのか!
しかも原材料は豆。
貧しい暮らしをしている信州の人々も、
これを作れば食が豊かになるだろう。
ぜひ作り方を学んで日本に持ち帰りたい!」
ということで、そこで学んできたんですって。
日本へ帰った覚心さん。
和歌山県の由良という地に興国寺を開き、
その隣町、湯浅で金山寺味噌と醤油を作り始めたそうです。
「大志を抱いて信州を出て、あらゆることを学んだうえで、
味噌に注目した覚心さんは、
やはり豊かな心を育むためには
食がとても大切だと気付いたのかもしれないですね。
そして、ふるさと信州のこと、お母様のことは、
決して忘れることはなかったようです。
信州の誇りですね。」
と中川住職。
嬉しいですよね、こういう方が松本にゆかりがあるって。
中川住職は、法燈円明国師 覚心の生誕800年を記念して8年前に、
ここにゆかりの観音様を祀った観音堂を建てました。
御堂の中には、
覚心の一生や味噌作りについて
わかりやすく紹介したパネルがあります。
地域の子どもたちにも知ってほしいと
紙芝居を作ってお話しする機会も作っているそうです。
福應寺のホームページにも詳しく紹介されていますよ。
ご覧くださいね。こちらです。
http://fukuoji.net/
味噌を見直したい、って気持ちになったりしませんか?
大野さんのお話に戻りますよ。
松本青年会議所の取り組み、松本味噌バルです。
法燈円明国師 覚心についてもっと知ってほしい、
松本の味噌をもう一度見直して、味わってほしい、
ということで、開催します。
9月4日(金)~10日(木)、
松本市内38店舗で、味噌ピザ、味噌リゾットなど、
この期間限定のオリジナル味噌料理が楽しめます。
チケットは3枚つづりで3300円。
詳しいお問い合わせは
事務局 070-1562-7646 へどうぞ。
私(塚原調査隊員)、初耳でした。
だからにわかには信じられなくて・・・。
まずは、この噂。
どうやら松本青年会議所の方々が広めているらしんです。
ワーナックス 株式会社 大野 善裕さんによると・・・
「僕ら松本青年会議所で今年、松本味噌バルというイベントを
開催するんですが、そのイベントを企画するにあたって、
松本と味噌の歴史を調べていったところ、
やはり中国から味噌を日本に伝えた人は、
松本出身らしいということがわかったんです。
松本の神林にあるお寺が生誕の場所です。」
え~~っ! ほんとなんですね!
そのお寺に連れて行ってもらうことにしました。

大野さんが、こちらですよ~と案内してくださったところは、
松本市神林にある福應寺。歴史のあるとても立派なお寺です。
上の写真、大野さんの後ろに見える建物は観音堂。
この中にご住職がいらっしゃったので、お話をうかがいました。
福應寺 住職 中川 弘道さん。

「法燈円明国師 覚心 というとても偉いお坊さんで、
鎌倉時代にこの地に生まれました。
この観音堂に祀ってある観音様は、
その方とお母様に深い縁があるんですよ。」

なぜそのお坊さんが、中国から日本に味噌を伝えることになったんでしょう?
鎌倉時代。ここに生まれた覚心は、とても勤勉な子でした。
15歳で出家して、戸隠の神宮寺で学んだ後、
もっともっと学びたい! と信州を出ます。
まずは東大寺へ。そしてさらに高野山へ。
高野山で願性というお坊さんと出会い、
源実朝の骨を中国へ収めたいという願性の願いをかなえるために、
中国へ渡ったんです。
中国でも様々なことを学ぶのですが、立ち寄った金山寺で、
「金山寺味噌」と出会います。
「こんなおいしいものがあったのか!
しかも原材料は豆。
貧しい暮らしをしている信州の人々も、
これを作れば食が豊かになるだろう。
ぜひ作り方を学んで日本に持ち帰りたい!」
ということで、そこで学んできたんですって。
日本へ帰った覚心さん。
和歌山県の由良という地に興国寺を開き、
その隣町、湯浅で金山寺味噌と醤油を作り始めたそうです。
「大志を抱いて信州を出て、あらゆることを学んだうえで、
味噌に注目した覚心さんは、
やはり豊かな心を育むためには
食がとても大切だと気付いたのかもしれないですね。
そして、ふるさと信州のこと、お母様のことは、
決して忘れることはなかったようです。
信州の誇りですね。」
と中川住職。
嬉しいですよね、こういう方が松本にゆかりがあるって。
中川住職は、法燈円明国師 覚心の生誕800年を記念して8年前に、
ここにゆかりの観音様を祀った観音堂を建てました。
御堂の中には、
覚心の一生や味噌作りについて
わかりやすく紹介したパネルがあります。
地域の子どもたちにも知ってほしいと
紙芝居を作ってお話しする機会も作っているそうです。
福應寺のホームページにも詳しく紹介されていますよ。
ご覧くださいね。こちらです。
http://fukuoji.net/
味噌を見直したい、って気持ちになったりしませんか?
大野さんのお話に戻りますよ。
松本青年会議所の取り組み、松本味噌バルです。
法燈円明国師 覚心についてもっと知ってほしい、
松本の味噌をもう一度見直して、味わってほしい、
ということで、開催します。
9月4日(金)~10日(木)、
松本市内38店舗で、味噌ピザ、味噌リゾットなど、
この期間限定のオリジナル味噌料理が楽しめます。
チケットは3枚つづりで3300円。
詳しいお問い合わせは
事務局 070-1562-7646 へどうぞ。