今やみんなの憧れ。古くから木曽に伝わるめんぱとは?
2017年08月30日
みんなが憧れる「めんぱ」。
木曽地域では古くから使われているもので、
これを使うとご飯がとっても美味しいらしいんです。
木曽といえば、「木」と「漆」。
そう。
めんぱとは・・・コレです!

木を曲げて作ったお弁当箱。曲げわっぱ、とも言います。
木曽福島の漆器店海老屋さんの、三上肇さんに
詳しいお話をうかがいました。
「木曽地域は昔から、木材の加工が盛んだったので、
木のお弁当箱がたくさん生産されていました。
きこりたちは、めんぱにご飯をたくさん入れて、
山へ持っていったんですね。
木曽のめんぱは、ヒノキを使って、漆加工したものが特徴。
漆が水分調整をしてくれるので、余計な水分を吸ってくれる。
しかも、木からは少し水分が出るので、乾燥しすぎない。
食べるときにちょどいい水分が残るようにできているんです。
特にご飯がすごく美味しい。」
漆塗りの職人さんも、
「木曽の山からとれるヒノキが、
これもやはり木曽の山からとれる漆と出会って、
私たち職人の手によってひとつひとつ丁寧に作り上げられる。
木曽の山の恵みと人の文化のコラボレーションが、
木曽のめんぱなんですね。
ご飯がおいしい、これじゃないとね、
と言って使い続けてくれているからこそ、今に残っているんですよね。
ありがたいことです。」
とおっしゃっていました。
これを聞くと、使ってみたくなりますよね~。
でもね。
やっぱりお値段はそれなり。
だから今は、みんなの憧れなんです。
毎年8月最終の土曜・日曜には、
木曽福島で、めんぱ弁当コンテストが行われます。
「木曽の手仕事市」という催しの一環として行われ、今年で3回目。
予算は500円。木曽地域の食材を使って、
素敵なめんぱ弁当を作ろう! というコンテスト。
年々レベルが上がていて、今年も傑作がズラリ!


参加したみなさんにお話を聞くと、
「賞品がめんばなので、張り切って作りました。」
との声が。やはりみなさん、めんぱの魅力を十分にご存知でした。
「全国的に人気が出てきているめんぱですが、
やっぱり地元の人たち使ってもらいたい。
魅力を体験してもらいたい。
地元の伝統工芸を次の世代に残していこう、
という取り組みのひとつとして、
コンテストを開催しています。
年々参加してくれる人が増え、レベルも上がっていて、
嬉しいかぎりです。」
と三上さん。コンテスト会場で応募作品を眺めながら、
笑顔いっぱいに話してくれました。
地元の食材を使った手作りのおかずと、ご飯もいっぱい詰めた、
木曽のお弁当。
ぬくもりがあって、高級で、いつか食べてみたい、作ってみたい、
というみんなの憧れ、めんぱ。
伝統工芸品として、そしてあたたかい食文化として、
子供たちに伝えていきたいですね。
私もいつか、手に入れたいな~~~。
松本の調査隊員 塚原でした。
木曽地域では古くから使われているもので、
これを使うとご飯がとっても美味しいらしいんです。
木曽といえば、「木」と「漆」。
そう。
めんぱとは・・・コレです!

木を曲げて作ったお弁当箱。曲げわっぱ、とも言います。
木曽福島の漆器店海老屋さんの、三上肇さんに
詳しいお話をうかがいました。
「木曽地域は昔から、木材の加工が盛んだったので、
木のお弁当箱がたくさん生産されていました。
きこりたちは、めんぱにご飯をたくさん入れて、
山へ持っていったんですね。
木曽のめんぱは、ヒノキを使って、漆加工したものが特徴。
漆が水分調整をしてくれるので、余計な水分を吸ってくれる。
しかも、木からは少し水分が出るので、乾燥しすぎない。
食べるときにちょどいい水分が残るようにできているんです。
特にご飯がすごく美味しい。」
漆塗りの職人さんも、
「木曽の山からとれるヒノキが、
これもやはり木曽の山からとれる漆と出会って、
私たち職人の手によってひとつひとつ丁寧に作り上げられる。
木曽の山の恵みと人の文化のコラボレーションが、
木曽のめんぱなんですね。
ご飯がおいしい、これじゃないとね、
と言って使い続けてくれているからこそ、今に残っているんですよね。
ありがたいことです。」
とおっしゃっていました。
これを聞くと、使ってみたくなりますよね~。
でもね。
やっぱりお値段はそれなり。
だから今は、みんなの憧れなんです。
毎年8月最終の土曜・日曜には、
木曽福島で、めんぱ弁当コンテストが行われます。
「木曽の手仕事市」という催しの一環として行われ、今年で3回目。
予算は500円。木曽地域の食材を使って、
素敵なめんぱ弁当を作ろう! というコンテスト。
年々レベルが上がていて、今年も傑作がズラリ!


参加したみなさんにお話を聞くと、
「賞品がめんばなので、張り切って作りました。」
との声が。やはりみなさん、めんぱの魅力を十分にご存知でした。
「全国的に人気が出てきているめんぱですが、
やっぱり地元の人たち使ってもらいたい。
魅力を体験してもらいたい。
地元の伝統工芸を次の世代に残していこう、
という取り組みのひとつとして、
コンテストを開催しています。
年々参加してくれる人が増え、レベルも上がっていて、
嬉しいかぎりです。」
と三上さん。コンテスト会場で応募作品を眺めながら、
笑顔いっぱいに話してくれました。
地元の食材を使った手作りのおかずと、ご飯もいっぱい詰めた、
木曽のお弁当。
ぬくもりがあって、高級で、いつか食べてみたい、作ってみたい、
というみんなの憧れ、めんぱ。
伝統工芸品として、そしてあたたかい食文化として、
子供たちに伝えていきたいですね。
私もいつか、手に入れたいな~~~。
松本の調査隊員 塚原でした。