「全国で唯一本格手作り花火を受け継ぐ人々は、地域全体が家族らしい!?」
2016年10月13日
先々週お届けした、夜な夜なゴロゴロと音を立てて楽しんでいる人たちの続編です
という事で・・・
全国で唯一、本格手作り花火を作っているのは阿智村清内路の皆さん
古くは、享保16年上清内路・下清内路両諏訪神社社堂の再建にも奉納されていて
飢饉の年も、戦中戦後の混乱の中でも決して途絶えることなく300年余続く伝統の花火。
平成4年に県の無形民俗文化財に指定。1998年長野オリンピック閉会式のフィナーレを飾りました。
多くの方が一度は見てみたい
と憧れる村人手作りの花火
特に上清内路の花火は、村の方から整理券をいただかないと見ることができない、希少価値の高い花火なんです
この花火を守り続けている人たちが「家族???」
実は今年、一人の若者がこの花火作りに初挑戦することになりました
清内路で育ち
毎年、この花火を見続けていた青年 小池謙さん(24)
謙さんのお父さんは、上清内路煙火同志会でも火薬の出来を確認するほどの中心的な立場
そのお父さん 小池忠臣さんと一緒に、この花火作りに挑戦します
今回は、その親子を通して、日本一の手作り花火を調査しました
ずっと見るだけだった花火
「その花火を作れる側になれる喜びは大きい」
という謙さん
お父さんも
「ちょっと照れくさいよね」
と嬉しそうに笑います
清内路の手作り花火は
かやくに使う炭から手作りをします
ひたすらすり合わせる作業が2週間
その後2週間かけて仕掛け花火の準備をするそうです
謙さんが最初に手伝ったのは火薬の計量の作業
img_3608
img_3606
最初は見ているだけの謙さんでしたが
img_3609
img_3612
お父さんに見守られながら
もうすっかり溶け込んでいました
小さいころから年関係なく名前で呼び合う清内路の人達
謙さんに「あのおじさんは何ていうの?」
と聞くと
「よしくん」「かずとさん」「まんちゃ」「じゅんちゃ」
出るは出るは、50のおじさんも、70のおじさんも
みんな愛称で呼ぶんです
24歳の謙さんも・・・
こんな楽しい雰囲気の中
作業は1ヶ月半続き
いよいよ
祭り当日
炭作りから始まって3ヶ月かけて作った手作り花火のお披露目の日です
この1か月半は、2人にとってはどんな時間だったんでしょうか?
謙さんにとっては
普段のお父さんとは違う、みんなを引っ張る男のお父さんに
憧れの様な思いを抱いた時間であり
お父さんにとっては
自分のやってきたことと同じことをやってくれている事へのよろこび
今になって初めて自分の親父さんの気持ちがわかったと
本当にうれしそうに語ってくださいました
そして、謙さん
夕方神社に向かう前に、お仏壇に手を合わせていたんです
img_3672
朝も手を合わせたって
img_3675
なぜか…それはおじいちゃんへの報告だったそうです
親から子へ子から孫へ…そうやって受け継がれてきたのが清内路の花火なんですね
この祭りの最初の葡萄棚と締めを飾るメリーゴーランドを作ったのがお二人が所属する3班
いよいよ始まりますよ!!!
img_3698
これが葡萄棚
プロの花火業者さんに作りかたを教えて欲しいと言われるほどの
珍しい花火青
紫色の幻想的な光が長く続き、私たちを魅了してくれました
img_3728
大滝(ナイアガラの滝)
img_3740
木馬が様々な光を放ちながら回るメリーゴーランド
image2
img_3714
その他にも
手作りとは思えないほど多彩な花火が
諏訪神社を縦横無尽に飛び交い、手作り花火は大成功でした
img_3770
最後には
第三国の火の粉の中に
親子で入ったそうです
その時謙さんは
「絆ができた」
と話してくれました
謙さんにとって清内路という場所は
「みんなが家族の様な居心地のいい場所」
家族のような温もりの中で作られる花火と、受け継がれて行く親子の絆
どちらもとっても素敵でした♡
image1
この調査の私のベストショット☆☆☆
image3 かっこいい親父の背中!!!
とってもこころがあったたまってしまった 西村容子 でした♡
という事で・・・
全国で唯一、本格手作り花火を作っているのは阿智村清内路の皆さん
古くは、享保16年上清内路・下清内路両諏訪神社社堂の再建にも奉納されていて
飢饉の年も、戦中戦後の混乱の中でも決して途絶えることなく300年余続く伝統の花火。
平成4年に県の無形民俗文化財に指定。1998年長野オリンピック閉会式のフィナーレを飾りました。
多くの方が一度は見てみたい
と憧れる村人手作りの花火
特に上清内路の花火は、村の方から整理券をいただかないと見ることができない、希少価値の高い花火なんです
この花火を守り続けている人たちが「家族???」
実は今年、一人の若者がこの花火作りに初挑戦することになりました
清内路で育ち
毎年、この花火を見続けていた青年 小池謙さん(24)
謙さんのお父さんは、上清内路煙火同志会でも火薬の出来を確認するほどの中心的な立場
そのお父さん 小池忠臣さんと一緒に、この花火作りに挑戦します
今回は、その親子を通して、日本一の手作り花火を調査しました
ずっと見るだけだった花火
「その花火を作れる側になれる喜びは大きい」
という謙さん
お父さんも
「ちょっと照れくさいよね」
と嬉しそうに笑います
清内路の手作り花火は
かやくに使う炭から手作りをします
ひたすらすり合わせる作業が2週間
その後2週間かけて仕掛け花火の準備をするそうです
謙さんが最初に手伝ったのは火薬の計量の作業
img_3608
img_3606
最初は見ているだけの謙さんでしたが
img_3609
img_3612
お父さんに見守られながら
もうすっかり溶け込んでいました
小さいころから年関係なく名前で呼び合う清内路の人達
謙さんに「あのおじさんは何ていうの?」
と聞くと
「よしくん」「かずとさん」「まんちゃ」「じゅんちゃ」
出るは出るは、50のおじさんも、70のおじさんも
みんな愛称で呼ぶんです
24歳の謙さんも・・・
こんな楽しい雰囲気の中
作業は1ヶ月半続き
いよいよ
祭り当日
炭作りから始まって3ヶ月かけて作った手作り花火のお披露目の日です
この1か月半は、2人にとってはどんな時間だったんでしょうか?
謙さんにとっては
普段のお父さんとは違う、みんなを引っ張る男のお父さんに
憧れの様な思いを抱いた時間であり
お父さんにとっては
自分のやってきたことと同じことをやってくれている事へのよろこび
今になって初めて自分の親父さんの気持ちがわかったと
本当にうれしそうに語ってくださいました
そして、謙さん
夕方神社に向かう前に、お仏壇に手を合わせていたんです
img_3672
朝も手を合わせたって
img_3675
なぜか…それはおじいちゃんへの報告だったそうです
親から子へ子から孫へ…そうやって受け継がれてきたのが清内路の花火なんですね
この祭りの最初の葡萄棚と締めを飾るメリーゴーランドを作ったのがお二人が所属する3班
いよいよ始まりますよ!!!
img_3698
これが葡萄棚
プロの花火業者さんに作りかたを教えて欲しいと言われるほどの
珍しい花火青
紫色の幻想的な光が長く続き、私たちを魅了してくれました
img_3728
大滝(ナイアガラの滝)
img_3740
木馬が様々な光を放ちながら回るメリーゴーランド
image2
img_3714
その他にも
手作りとは思えないほど多彩な花火が
諏訪神社を縦横無尽に飛び交い、手作り花火は大成功でした
img_3770
最後には
第三国の火の粉の中に
親子で入ったそうです
その時謙さんは
「絆ができた」
と話してくれました
謙さんにとって清内路という場所は
「みんなが家族の様な居心地のいい場所」
家族のような温もりの中で作られる花火と、受け継がれて行く親子の絆
どちらもとっても素敵でした♡
image1
この調査の私のベストショット☆☆☆
image3 かっこいい親父の背中!!!
とってもこころがあったたまってしまった 西村容子 でした♡