11/2噂・電柱の上でクルクル廻ってる小さな風車は、なんのため?!
2015年11月02日
ある日街を歩いていて、ふと上を見上げると電柱のてっぺんで、
小さな風車が数個、風に吹かれてくるくる廻っているのを発見。
アレは一体何だ?!
風速計みたいにも見えるけど・・・。
以来気になって上を見ながら歩いていたら、
あっちにも、こっちにも、風車が乗っていてくるくる廻っている。
まさか電力を作っているんじゃないだろうな。そんなバカな。
あー、気になって眠れない。
てなことで、電柱の上の横棒に乗っかってる風車の「謎」に迫りました。
それと調べていくウチに色々新たな謎も出てきました。
ほかにもいろいろありそうだから、中部電力さんに行って、調べてみよう。
というわけで、中部電力株式会社長野支店総務部総務
広報グループ副長 宮澤洋子さんに相談しました。
そして
上田営業所 配電課 班長 篠原勉さんにまずは、日頃のお仕事のご苦労からお聞きすると
「今のような台風の時期は、
電線の切断やビニールシートなどの舞い上がりで引っかかる事故・
蔓草が巻き上がって電線に伝わって停電の恐れ。
スキーシーズンや初詣などでの人混み時の電源トラブル防止。」
など、年間を通して電気の安定供給の為に見回り点検しながら頑張っているそうです。
さて今日のテーマの小さな風車はその保守点検と何か関係がある?
それとも何か他の役目があるんでしょうか。
「実はカラスの巣作りを防ぐ『鳥害防止器』」なんですって。
現場の方は「プロペラ」と呼んでいるそうですが、
カラスの巣作りで、電線が食いちぎられたりフン害があったり、
他にも色々カラスはトラブルメーカーです。
そのためプロペラで妨害をするんですが、カラスも知恵者、
回るプロペラを体で止めて巣作りしたり、プロペラとプロペラの隙間を狙って巣作りしたり。
ホント、いたちごっこだそうで、
上田営業所管内だけでも年間300個ぐらいは巣を除去しているそうです。
ですから、プロペラも改良を重ね、(下写真は旧型の二枚羽黒色のプロペラ)

5・6年前から現在の黄色4枚羽根。
過去に巣が作られた電柱または作られそうな電柱の「腕がね」に設置しています。
さて、まだまだ面白い豆知識がありそうなので「電柱なるほど」を、
長野支店 営業部 配電運営課 班長 木内努さんにお聞きしました。
「電柱と電信柱は厳密には違うのです。通信会社が立てている電柱が電信柱で、
電力会社のは正確には電力柱というのです。」
へー、電力柱と電信柱のちがいはトリビア知識ですね。
他にも何かありそうなのでさらに聞きました。
「電柱には一本一本電柱番号というのが振ってあり、それで管理しています。
上田営業所の場合は、営業所を中心に地図上で1キロ角のメッシュにして、
それぞれ北へ、00・01・02・・・、南へ50・51・52・・・。東へアイウ・・・、西へナニヌ・・・。」
だから電柱番号で自分の位置が分かるんです。
私の見た風車の電柱は「53ハ」なので
上田営業所から南に3㌔西に6㌔の交点つまり南西に7㌔弱。
スゴイ発見じゃぁあーりませんか!
最後に皆様へのお願いです。
「電柱、電線の異常を発見したら、またタコ揚げのタコやシートが風で飛んで引っかかったなど
トラブルが発生したら、電柱番号を確かめて通報して下さい。」
またこれは電柱トラブルの時だけではないのです。
たとえば殆どの電柱には通信会社の番号もついています。
家にいる時は据え置き電話なので場所が特定されますが
携帯の場合どこから発信しているか分からない。(厳密には特定可能だが時間が掛かる)
そういった時、現在自分のいる場所が特定できるので、近くの電柱を捜し
緊急時に携帯電話から電柱番号を通話して相手に場所を知らせることが出来るのです。
電力会社の番号も通信会社の番号もいざという時に役立つ電柱番号です。
皆さん、是非ご活用下さいね。
それにしても今回の小さな電柱の風車のように街には色々な発見があります。
時には上を、空を見上げてみませんか?
色んな不思議なことが一杯浮かんでいるかも知れませんよーー。
♪♪♪上を向ういて、あーるコゥウォゥウォゥウォゥ♪(by坂本九)の・根本豊でした
小さな風車が数個、風に吹かれてくるくる廻っているのを発見。

アレは一体何だ?!
風速計みたいにも見えるけど・・・。
以来気になって上を見ながら歩いていたら、
あっちにも、こっちにも、風車が乗っていてくるくる廻っている。

まさか電力を作っているんじゃないだろうな。そんなバカな。
あー、気になって眠れない。
てなことで、電柱の上の横棒に乗っかってる風車の「謎」に迫りました。
それと調べていくウチに色々新たな謎も出てきました。
ほかにもいろいろありそうだから、中部電力さんに行って、調べてみよう。
というわけで、中部電力株式会社長野支店総務部総務
広報グループ副長 宮澤洋子さんに相談しました。

そして
上田営業所 配電課 班長 篠原勉さんにまずは、日頃のお仕事のご苦労からお聞きすると

「今のような台風の時期は、
電線の切断やビニールシートなどの舞い上がりで引っかかる事故・
蔓草が巻き上がって電線に伝わって停電の恐れ。
スキーシーズンや初詣などでの人混み時の電源トラブル防止。」
など、年間を通して電気の安定供給の為に見回り点検しながら頑張っているそうです。
さて今日のテーマの小さな風車はその保守点検と何か関係がある?
それとも何か他の役目があるんでしょうか。
「実はカラスの巣作りを防ぐ『鳥害防止器』」なんですって。
現場の方は「プロペラ」と呼んでいるそうですが、
カラスの巣作りで、電線が食いちぎられたりフン害があったり、
他にも色々カラスはトラブルメーカーです。
そのためプロペラで妨害をするんですが、カラスも知恵者、
回るプロペラを体で止めて巣作りしたり、プロペラとプロペラの隙間を狙って巣作りしたり。
ホント、いたちごっこだそうで、
上田営業所管内だけでも年間300個ぐらいは巣を除去しているそうです。
ですから、プロペラも改良を重ね、(下写真は旧型の二枚羽黒色のプロペラ)

5・6年前から現在の黄色4枚羽根。
過去に巣が作られた電柱または作られそうな電柱の「腕がね」に設置しています。
さて、まだまだ面白い豆知識がありそうなので「電柱なるほど」を、
長野支店 営業部 配電運営課 班長 木内努さんにお聞きしました。

「電柱と電信柱は厳密には違うのです。通信会社が立てている電柱が電信柱で、
電力会社のは正確には電力柱というのです。」
へー、電力柱と電信柱のちがいはトリビア知識ですね。
他にも何かありそうなのでさらに聞きました。
「電柱には一本一本電柱番号というのが振ってあり、それで管理しています。
上田営業所の場合は、営業所を中心に地図上で1キロ角のメッシュにして、
それぞれ北へ、00・01・02・・・、南へ50・51・52・・・。東へアイウ・・・、西へナニヌ・・・。」
だから電柱番号で自分の位置が分かるんです。
私の見た風車の電柱は「53ハ」なので

上田営業所から南に3㌔西に6㌔の交点つまり南西に7㌔弱。
スゴイ発見じゃぁあーりませんか!
最後に皆様へのお願いです。
「電柱、電線の異常を発見したら、またタコ揚げのタコやシートが風で飛んで引っかかったなど
トラブルが発生したら、電柱番号を確かめて通報して下さい。」
またこれは電柱トラブルの時だけではないのです。
たとえば殆どの電柱には通信会社の番号もついています。
家にいる時は据え置き電話なので場所が特定されますが
携帯の場合どこから発信しているか分からない。(厳密には特定可能だが時間が掛かる)
そういった時、現在自分のいる場所が特定できるので、近くの電柱を捜し
緊急時に携帯電話から電柱番号を通話して相手に場所を知らせることが出来るのです。
電力会社の番号も通信会社の番号もいざという時に役立つ電柱番号です。
皆さん、是非ご活用下さいね。
それにしても今回の小さな電柱の風車のように街には色々な発見があります。
時には上を、空を見上げてみませんか?
色んな不思議なことが一杯浮かんでいるかも知れませんよーー。
♪♪♪上を向ういて、あーるコゥウォゥウォゥウォゥ♪(by坂本九)の・根本豊でした
この記事へのコメント
黄色のなんかあるんだ❗
Posted by 島川 at 2016年11月24日 16:12
プロペラかー 電柱の部品1つ1つにもちゃんと意味があるんだ! 電柱、今まで気にしたことないけどこの記事のおかげで電柱好きになっちゃった!!!(笑)
Posted by 山田 at 2017年02月01日 19:43
旅行先で気になって調べてたどり着きました(笑)
電気に関しる部品、、、んーどう考えても分かんない何に使うんだろ?
あぁー!!カラスの巣作り防止なのか!!
っと、とてもスッキリしました(笑)
ありがとうございます!
Posted by たけ at 2018年10月21日 09:09