噂の調査隊 「カッパの妙薬 実物発見!!~本当にカッパはいた!!~」

先週に引き続き、今日も駒ヶ根のカッパの話題をお届けしま~す☆

先週は、駒ヶ根に伝わるカッパの伝説と駒ヶ根にあるカッパ村の話題をお送りしましたが、
このカッパは単なる伝説なのか???
いえいえ、本当にカッパはいた!!!と思わせる事実が続出!
今日も駒ヶ根のカッパに注目しますよ!!!

干上がったカッパ淵に困り果てたカッパが、川奉行である中村新六の馬にしがみついて屋敷まで来て助けてもらったお礼に、教えたという「カッパの妙薬」。
その妙薬の実物が見つかった!!!
という事で、門外不出でこの薬を守っている中村家を訪ねてきました。

kappa2 gennkann

かつての川奉行のお屋敷の風情を今も残す中村家。
時代が時代なら庶民は通る事も出来なかっただろう、あまりに立派な門をくぐってお屋敷に・・・
お屋敷は、今でも大きな土間があり、立派な太い梁が存在感ある歴史を感じる空間。

お座敷に上げていただき、その歴史を受け継ぐ 中村幸子さん(72)にお話を伺いました。
まずはどんな状況で「カッパの妙薬」が見つかったのかと言うと・・・

耐震工事のために1年間かけての工事が終わり、片付けてあった荷物を戻している時に、息子さんが見つけたんだそうです。
「ばあば!何かある!!!」
って・・・
袋を見ると「加減湯」の文字!!
書物や手紙など資料は山のようにあるんですが、実物は一つも残されていなかったので、驚きと喜びでいっぱいだったそうです。

kappa2 hutari

さて、「カッパの妙薬」の伝説というのは全国的に見れば他にもあるんですが、それぞれに効能が違うんです。
この加減湯は、一体何の薬なんでしょうか?

先週もご出演いただいた、カッパ村の村長 小島利昭さんがおっしゃるには、
「痛風・リュウマチ」の薬だったそうです。
煎じて飲む薬と、粉状にして日本酒でとかし湿布のようにして使う薬と2種類あったようで、この実物の発見に「話には聞いていたが感慨無量だ」と話してくださいました。

そして、実際にその見つかった加減湯を見せていただくことができました!!!!
それがこちら!

kappa2 hukuro  

袋は思ったより小さく、昔の薬袋くらいの大きさでした。

kappa2 hukurotokusuri

中の薬はと言うと・・・
茶色い木のかけらがいっぱい入っている感じなんです。

kappa2 kusuriappu

香りはどうかと鼻を近づけてみましたが、全くの無臭でした。(時間が経ってとんじゃった?)

封印もされ、袋には「半週分 60銭」と記されています。

kappa2 huukann 

kappa2 ryoukinn 

中の説明書きには、ちゃんとカッパの絵が描かれていて字はよく読めませんが、カッパから教えてもらった事が書かれていたんでしょうかね。

kappa2 kappa

とにかくその実物を私なんかが見てもいいものなのか?と思ってしまうほど、貴重な二つの加減湯。

その薬の原料に関しては詳しい事は伺えませんでしたが、当時中国から仕入れた材料が8種類ほど入っているらしく、蔵にしまってある調合の書物を見れば、今でも同じように薬は作れると、中村さん話してくださいました。

先週お届けしたように、新宿駅に看板が出ていたほど全国的に売れていた「加減湯」は、薬事法の関係で、製造が難しくなり昭和19年に製造を中止したんですが、作ろうと思えば今でも作れるほどの資料が残っているけど、中村家の人でないと製造は許さない!というのが、中村家の家訓。

「カッパに中村家が伝授されたんだ」という誇りを持って、この家宝を守り続けているんだと感じました。

さらに、さらに!!
中村家には、カッパが住んでいたという池が、屋敷の裏に今でもそのままに残されているという事で、その池に案内してもらいました。

突然ですが、カッパってどれくらいの大きさだったのか、ご存知ですか?
久保さんは、「130cmくらい?」
キッシーは、「小学生くらい?」
って言っていましたが・・・

この池を見ると、カッパって・・・???えっ・・・???
と思うほど小さいのに驚くんです。

それが、こちら!!!

kappa2 ike

縦1m、横2mくらいしかないとっても小さな池で、私は、池というので、お魚さんと一緒にいたような、普通の池を想像していったんですが、実際の池を見てみると、本当にカッパのためだけに造ったとしか思えない、大きさと深さと水の量なんです。

kappa2 ikeappu

本当に小さいのに深さがあって、その割りにソッコにちょっとの水しかない。

あの池を見ると、カッパが住んでいたと説明する意外、何のために作ったか想像できないような池なんです。

で、カッパはどれくらいの大きさだったかと言うと・・・
小島さんが言うには、なんと!!
30cmくらいだった!
っていうんです。
私も人間くらいの大きさだと思っていたので、30cmには驚き!!

でもこの池を見ると、それくらいだったのかも・・・と納得できそうな感じなんです。


今回、実際、加減湯が見つかった事で、その成分を現代の化学で分析する事も可能になるわけで、大きな発見の第一歩になるとすごいですね。

池もそうだし薬の実物もそうですが、やっぱりカッパはいた!!!と思う方が素直な感じがしてきてしまいます。

今回の調査は、ロマンに包まれた、とっても楽しい調査でした☆☆☆


 

     カッパに会いたくなってしまった 西村容子 でした♡


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日替わり調査員

月曜日 根本 豊 東信担当

寺山修司の演劇実験室「天井桟敷」に所属していた演劇人。
福島出身で標準アクセントがいまだに身につかない。無類の酒好き。

火曜日 竹井 純子 北信担当

SBCのラジオカーレポーターを経て、調査隊員に。
中野市出身、豪快な笑い方が特徴。愛用の手提げバッグのデザインが下品と評判。

水曜日 塚原 正子 中信担当

ロック好き。電話するとだいたいエレベーターに乗っている。謎多き女性。
松本市出身。中学・高校のあだ名は「かっぺ」。

木曜日 西村 容子 南信担当

元民放テレビ局のアナウンサー。3人の子どもを育てながら、おもしろいネタがないかとアンテナを張りめぐらしている。への字まゆげがチャームポイント。飯田市出身。

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