7/14噂・松本市のダークネスレストランって、一体どんな場所!?
2014年07月14日
「ダークネスレストラン」というと、皆さんはどんなレストランを想像されますか。
文字どおり、暗闇レストラン。真っ暗闇の中で、食事なんかできるの?
というわけでそのレストランが営業された?という松本市へ行って私も体験してきました。
手探りですので、まずはテーブル上の食器などの配置を、
時計の文字盤をイメージして説明されました。
目隠ししての真っ暗闇食事体験はほんとドキドキものでした。
私の劇団では暗転訓練はさんざんしてるのですが、食事となると難しかったですね。
このダークネスレストラン(暗闇での食事体験イベント)は、
実は松本市、ホテルモンターニュ松本の協力の下、先月6月21日(土)に開かれたんです。
ダークネスレストラン当日は、健常者、目の不自由な方、そのサポートの方、1:1:1の比率で約40名参加。メニューは冷たいスープから魚料理、肉料理と豪華なフルコースを暗闇で楽しんだそうです。
すでに終わってしまったイベントのため、今回指導して頂いたのは、
イベントを企画された、松本視覚障害者福祉協会 理事 田中秀長さんです。
企画のきっかけは、田中さん自身が50歳を過ぎて突然失明し、世の中の何もかもがいやになり
1年半ほど引きこもった体験が原点です。
その後、松本視覚障害者福祉協会で活動をするようになってから、ハンデを背負ってもみんな頑張って精一杯生きていることに励まされて、明るく生きる勇気をもらったそうです。
そして「障害者に対する社会の目を少しずつ変えていきたい」「目が見えない中で食事をする大変さを知ってもらう機会を作りたかった」というのが、今回のイベントのきっかけです。
今後第2弾も10月頃企画されているそうで、次回は暗闇で化粧したり、お金の札や小銭を判別するイベントを考えているそう、特に化粧は目の不自由な若い女性にとってハードルが高い日常動作だそうです。
やはり参加された、松本視覚障害者福祉協会 金田菜都美さんは20代の若い女性ですが、弱視のため
化粧は苦手とおっしゃってました。
皆さんにお願いしたいこととして、目の不自由な方は白杖という白い杖をついて日常歩かれていますが、
その杖が珍しいらしく、子犬を散歩させている方が目を離した隙に子犬が杖に飛びついてきたり、
小さな子供が突然つかんできたりして、転んでしまったり、大変怖い思いを何度もしているので、
是非、周りの大人の方が目を配ってくださいとのことです。
田中さんは「目の不自由な方だけでなく、体の不自由な方を含め、社会の弱者といわれる方も明るく精一杯生きていることを伝えていきたい。同情して日常で手を貸してくださるのも大いに結構だが、それよりもそういう方々が、普通にみんなと一緒に生きていける社会を作ることに力を注いで頂きたい。」
まさにその通りです。
東京でも、だいぶ前からこのような活動があったことはニュースで知っていました。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という活動です。これは、1989年、ドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。世界 30か国・約110都市で開催され、2011年までに900万人以上が体験。日本でも、1999年以降毎年開催され、今は東京・外苑前にて長期開催されています。
友達や恋人、家族など誰かを連れて参加してもよし、ひとりで参加してもよし。毎回すぐに参加枠が埋まってしまう、人気のイベントの一つだそうですよ。
お互いを知り、お互いを尊敬しあう。
弱者も健康な人も共に笑いながら尊重しあって生きて行ける社会環境が理想ですね。
まだまだこのシリーズは続けていきたい・根本豊でした
文字どおり、暗闇レストラン。真っ暗闇の中で、食事なんかできるの?
というわけでそのレストランが営業された?という松本市へ行って私も体験してきました。
手探りですので、まずはテーブル上の食器などの配置を、
時計の文字盤をイメージして説明されました。
目隠ししての真っ暗闇食事体験はほんとドキドキものでした。
私の劇団では暗転訓練はさんざんしてるのですが、食事となると難しかったですね。
このダークネスレストラン(暗闇での食事体験イベント)は、
実は松本市、ホテルモンターニュ松本の協力の下、先月6月21日(土)に開かれたんです。
ダークネスレストラン当日は、健常者、目の不自由な方、そのサポートの方、1:1:1の比率で約40名参加。メニューは冷たいスープから魚料理、肉料理と豪華なフルコースを暗闇で楽しんだそうです。
すでに終わってしまったイベントのため、今回指導して頂いたのは、
イベントを企画された、松本視覚障害者福祉協会 理事 田中秀長さんです。

企画のきっかけは、田中さん自身が50歳を過ぎて突然失明し、世の中の何もかもがいやになり
1年半ほど引きこもった体験が原点です。
その後、松本視覚障害者福祉協会で活動をするようになってから、ハンデを背負ってもみんな頑張って精一杯生きていることに励まされて、明るく生きる勇気をもらったそうです。
そして「障害者に対する社会の目を少しずつ変えていきたい」「目が見えない中で食事をする大変さを知ってもらう機会を作りたかった」というのが、今回のイベントのきっかけです。
今後第2弾も10月頃企画されているそうで、次回は暗闇で化粧したり、お金の札や小銭を判別するイベントを考えているそう、特に化粧は目の不自由な若い女性にとってハードルが高い日常動作だそうです。
やはり参加された、松本視覚障害者福祉協会 金田菜都美さんは20代の若い女性ですが、弱視のため
化粧は苦手とおっしゃってました。

皆さんにお願いしたいこととして、目の不自由な方は白杖という白い杖をついて日常歩かれていますが、
その杖が珍しいらしく、子犬を散歩させている方が目を離した隙に子犬が杖に飛びついてきたり、
小さな子供が突然つかんできたりして、転んでしまったり、大変怖い思いを何度もしているので、
是非、周りの大人の方が目を配ってくださいとのことです。
田中さんは「目の不自由な方だけでなく、体の不自由な方を含め、社会の弱者といわれる方も明るく精一杯生きていることを伝えていきたい。同情して日常で手を貸してくださるのも大いに結構だが、それよりもそういう方々が、普通にみんなと一緒に生きていける社会を作ることに力を注いで頂きたい。」
まさにその通りです。
東京でも、だいぶ前からこのような活動があったことはニュースで知っていました。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という活動です。これは、1989年、ドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれました。世界 30か国・約110都市で開催され、2011年までに900万人以上が体験。日本でも、1999年以降毎年開催され、今は東京・外苑前にて長期開催されています。
友達や恋人、家族など誰かを連れて参加してもよし、ひとりで参加してもよし。毎回すぐに参加枠が埋まってしまう、人気のイベントの一つだそうですよ。
お互いを知り、お互いを尊敬しあう。
弱者も健康な人も共に笑いながら尊重しあって生きて行ける社会環境が理想ですね。
まだまだこのシリーズは続けていきたい・根本豊でした