松本城のお堀には、1メートルを超える巨大な魚がいるらしい!
2014年04月11日
今日の松本城。

桜が咲き始めて、素敵です。
でも今回は、「巨大な魚がいるらしい」という噂の真相を、
真剣に調べました。真剣にね。
このテのものは、まずは張り込み調査です。
観光客のみなさんが、上を向いて桜を愛でている中、
私はひとり、お堀を覗き込むこと1時間。
・・・いないじゃないの。
張り込みの次は、やっぱり聞き込み調査でしょ。
松本城のお掃除をしているスタッフの方から、聞いてみました。

「何匹もいるよ~。草魚っていうんだよ。1メートル以上ある大きな魚だよ。」
有力情報をゲット!
黒門、埋の橋(赤い橋です)、北門のあたりでよく見かけるとのこと。
********
ここでちょっと寄り道。

こちらは、松本城の案内をしているボランティアグループの方。
現在、45人のメンバーが案内をしているそうです。
詳しく丁寧にお城の説明をしながら案内してくれるので、とっても評判良いんですよ。
「メンバーはみんな、歴史が好きで、松本城が大好きなんです。
だから、メンバーの間で情報交換をしながら、楽しんで案内しています。
一人でも多くの観光客の方が、松本城を好きになってくれたら嬉しいですね。」
これから観光シーズン本番。張り切っていらっしゃいました。
松本城の観光は、こうしたボランティアの方々に支えられているんですね。
********
さて。お待たせしました!
巨大な魚、「草魚」です。
いたんですよっ!!!

見えますか?
周りにいるのは、50センチ以上ある大きな鯉ですよ。金魚じゃないですよ。
実際に見ると、やはりその大きさにびっくりします。
1メートル以上はあると思います。
これは黒門のすぐ下のお堀。3匹いました。
全体のカタチはこんなかんじ。

これは北門の方のお堀。
ここに2匹、悠々と泳いでいました。
鯉に似ているけれど、口のあたりが違うんです。
大きな口を開けて、藻をガ~~~っと飲み込んでいました。
そんなに可愛くないです・・・。
図鑑にはこんなふうに書いてありました。
<草魚>
(神奈川県水産技術センター内水面試験場 淡水魚図鑑より引用)
分布 :原産地はアムール川から北ベトナムのアジア大陸東部で、日本には明治時代以降に移植されました。その後日本各地に盛んに放流され、東北地方から九州までの主な河川と湖沼で生息が確認されています。
形態 :コイに似るが、コイよりも細長く、背びれが短い、大きなものでは1m以上にもなります。
生態 :草食性で、水草のほか水面に漂う陸上植物も食べる。
備考 :日本では、1878年(明治11)以降に蛋白源として輸入され、各地の川や湖沼に放流されました。除草目的で放流されましたが、草類を食べ過ぎるため生態系を著しく損なうことから、近年ではあまり放流されていません。
******
で、なんでお堀に? ってことなんですが・・・。
松本城管理事務所 所長 土屋 彰司さんに伺いました。

何十年も前に、水草や藻の除去対策として、草魚を放したことがあるようです。
ただ、近年は放流していないので、おそらくその時の魚が数匹、残っているのかもしれない、とのこと。
あまりはっきりしたことは、わかっていないんですね。
土屋所長は、
「今はやはり、草魚より桜ですよ!
明日から夜桜会というイベントを行います。
本丸庭園を無料開放して、
雅楽やフルートの演奏、お茶席などを楽しむ恒例のイベントです。
お堀の周りのライトアップも今日の夕方から始まります。
松本城の桜は、薄いピンク色が黒いお城に映えて、素晴らしい風情があります。
ぜひ、お越しください。」
とおっしゃっていました。
そうです! 草魚より桜、です。お見逃しのないように!!

でも、松本城のお堀には1メートルを超える巨大な魚がいる、という噂は真実でした。
私は桜よりお酒かな。。。まつもと調査隊員 塚原 正子でした。

桜が咲き始めて、素敵です。
でも今回は、「巨大な魚がいるらしい」という噂の真相を、
真剣に調べました。真剣にね。
このテのものは、まずは張り込み調査です。
観光客のみなさんが、上を向いて桜を愛でている中、
私はひとり、お堀を覗き込むこと1時間。
・・・いないじゃないの。
張り込みの次は、やっぱり聞き込み調査でしょ。
松本城のお掃除をしているスタッフの方から、聞いてみました。

「何匹もいるよ~。草魚っていうんだよ。1メートル以上ある大きな魚だよ。」
有力情報をゲット!
黒門、埋の橋(赤い橋です)、北門のあたりでよく見かけるとのこと。
********
ここでちょっと寄り道。

こちらは、松本城の案内をしているボランティアグループの方。
現在、45人のメンバーが案内をしているそうです。
詳しく丁寧にお城の説明をしながら案内してくれるので、とっても評判良いんですよ。
「メンバーはみんな、歴史が好きで、松本城が大好きなんです。
だから、メンバーの間で情報交換をしながら、楽しんで案内しています。
一人でも多くの観光客の方が、松本城を好きになってくれたら嬉しいですね。」
これから観光シーズン本番。張り切っていらっしゃいました。
松本城の観光は、こうしたボランティアの方々に支えられているんですね。
********
さて。お待たせしました!
巨大な魚、「草魚」です。
いたんですよっ!!!

見えますか?
周りにいるのは、50センチ以上ある大きな鯉ですよ。金魚じゃないですよ。
実際に見ると、やはりその大きさにびっくりします。
1メートル以上はあると思います。
これは黒門のすぐ下のお堀。3匹いました。
全体のカタチはこんなかんじ。

これは北門の方のお堀。
ここに2匹、悠々と泳いでいました。
鯉に似ているけれど、口のあたりが違うんです。
大きな口を開けて、藻をガ~~~っと飲み込んでいました。
そんなに可愛くないです・・・。
図鑑にはこんなふうに書いてありました。
<草魚>
(神奈川県水産技術センター内水面試験場 淡水魚図鑑より引用)
分布 :原産地はアムール川から北ベトナムのアジア大陸東部で、日本には明治時代以降に移植されました。その後日本各地に盛んに放流され、東北地方から九州までの主な河川と湖沼で生息が確認されています。
形態 :コイに似るが、コイよりも細長く、背びれが短い、大きなものでは1m以上にもなります。
生態 :草食性で、水草のほか水面に漂う陸上植物も食べる。
備考 :日本では、1878年(明治11)以降に蛋白源として輸入され、各地の川や湖沼に放流されました。除草目的で放流されましたが、草類を食べ過ぎるため生態系を著しく損なうことから、近年ではあまり放流されていません。
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で、なんでお堀に? ってことなんですが・・・。
松本城管理事務所 所長 土屋 彰司さんに伺いました。

何十年も前に、水草や藻の除去対策として、草魚を放したことがあるようです。
ただ、近年は放流していないので、おそらくその時の魚が数匹、残っているのかもしれない、とのこと。
あまりはっきりしたことは、わかっていないんですね。
土屋所長は、
「今はやはり、草魚より桜ですよ!
明日から夜桜会というイベントを行います。
本丸庭園を無料開放して、
雅楽やフルートの演奏、お茶席などを楽しむ恒例のイベントです。
お堀の周りのライトアップも今日の夕方から始まります。
松本城の桜は、薄いピンク色が黒いお城に映えて、素晴らしい風情があります。
ぜひ、お越しください。」
とおっしゃっていました。
そうです! 草魚より桜、です。お見逃しのないように!!

でも、松本城のお堀には1メートルを超える巨大な魚がいる、という噂は真実でした。
私は桜よりお酒かな。。。まつもと調査隊員 塚原 正子でした。