長野県の中心ってどこ?
2016年12月07日
いろ~んな説がありますよね。
でもね。今回は、地図上の真ん中。
・・・つまり。
長野県の地図を切りぬいて、下から針をあてて支えた時に、
地図がちょうど地面と水平になるポイント。
それが、どこ? っていうお話です。
まず、それを調べたのはだれ?? というところから。
調べたのはね。
土地家屋調査士の方、なんですって。
ん??? 土地家屋調査士ってどんなお仕事する人?
公益社団法人 長野県公共嘱託登記 土地家屋調査士協会
理事長の 塩川 豊さんにうかがいました。
「不動産の登記には、大きく分けて2つあります。
1つはどんなもの、もう1つはだれのもの。
だれのもの、は司法書士さんんどがやります。
私たち土地家屋調査士は、どんなもの、という登記をやります。
場所、地番、そしてその土地の種類、面積などを調べるんですね。」
つまり、土地のエキスパート、なんですね!
で、その土地のエキスパートが調べた長野県の真ん中。
連れて行ってもらいましたよ。
塩川さんと私を乗せた車が到着した場所は・・・
ここです!

塩尻市の高ボッチ高原。
この展望台まで、車で行かれます。
ここから400メートルほど歩いて登ると、高ボッチ山頂。
中心のポイントは、その近くなんですって!

眼下に諏訪湖を、そしてその向こうに富士山が・・・。
絶景です!
私がこの景色に見とれている間に、塩川さんはこんなものを。。。

これ、GPSなんだそうです。
ここからはこれを使ってポイントを探していきます。

GPSが探し出した、長野県の中心。
頂上からわずかに歩いた場所にありました。
北アルプス、中央アルプス、南アルプス・・・。
妙高山から御嶽山、さらには富士山までぐるりと見渡せて、
眼下に諏訪湖。
夏になると可憐な高山植物が咲き誇る、
まさに大自然の中に、長野県の中心ポイントがありました。
なんとまあ。素敵なお話!
だって、もしかしたら、中心のポイントがだれかさんのお家の中だった、
なんてこともあり得ることですもんね。
「せっかくですので、ここに碑を建てて、
多くの方に来ていただく、知っていただけるようにしていこう、
そういう活動を、我々土地家屋調査士協会で進めていきたいと思っています。
来年ぐらいには、お披露目できるように頑張ります!」
と塩川さん。楽しみですね!!

でもね。今回は、地図上の真ん中。
・・・つまり。
長野県の地図を切りぬいて、下から針をあてて支えた時に、
地図がちょうど地面と水平になるポイント。
それが、どこ? っていうお話です。
まず、それを調べたのはだれ?? というところから。
調べたのはね。
土地家屋調査士の方、なんですって。
ん??? 土地家屋調査士ってどんなお仕事する人?
公益社団法人 長野県公共嘱託登記 土地家屋調査士協会
理事長の 塩川 豊さんにうかがいました。
「不動産の登記には、大きく分けて2つあります。
1つはどんなもの、もう1つはだれのもの。
だれのもの、は司法書士さんんどがやります。
私たち土地家屋調査士は、どんなもの、という登記をやります。
場所、地番、そしてその土地の種類、面積などを調べるんですね。」
つまり、土地のエキスパート、なんですね!
で、その土地のエキスパートが調べた長野県の真ん中。
連れて行ってもらいましたよ。
塩川さんと私を乗せた車が到着した場所は・・・
ここです!

塩尻市の高ボッチ高原。
この展望台まで、車で行かれます。
ここから400メートルほど歩いて登ると、高ボッチ山頂。
中心のポイントは、その近くなんですって!

眼下に諏訪湖を、そしてその向こうに富士山が・・・。
絶景です!
私がこの景色に見とれている間に、塩川さんはこんなものを。。。

これ、GPSなんだそうです。
ここからはこれを使ってポイントを探していきます。

GPSが探し出した、長野県の中心。
頂上からわずかに歩いた場所にありました。
北アルプス、中央アルプス、南アルプス・・・。
妙高山から御嶽山、さらには富士山までぐるりと見渡せて、
眼下に諏訪湖。
夏になると可憐な高山植物が咲き誇る、
まさに大自然の中に、長野県の中心ポイントがありました。
なんとまあ。素敵なお話!
だって、もしかしたら、中心のポイントがだれかさんのお家の中だった、
なんてこともあり得ることですもんね。
「せっかくですので、ここに碑を建てて、
多くの方に来ていただく、知っていただけるようにしていこう、
そういう活動を、我々土地家屋調査士協会で進めていきたいと思っています。
来年ぐらいには、お披露目できるように頑張ります!」
と塩川さん。楽しみですね!!

上田ではもう新年の仕事始めなんだって!?
2016年12月05日
いよいよ師走になりました!少しずつ年末の慌ただしさを感じるようになってきたところではありますが、
上田では、もう来年のお仕事が始まっているそうなのですよ!!
クリスマスもまだこれからだというのに、一体どういう事なのでしょうか…。
早速、そのお仕事の現場におじゃまさせて頂きました。
作業場には男性が何人か集まってもくもくとお仕事をされていました。
木で何かを作っているようですが…皆さん、何をされているのでしょう???
伺うと、
「毎年二本ずつ作っています。」
「皆さんの一年が良い年になるように祈りながら作っています。」
との事。
それはこのような形をしています!

皆さんは見た事がありますか?
木でできていて、横から見ると先が三角形の鉛筆のような形。上から見ると六角形になっています。
この形は…
ご存知の方も多いですよね♪
そうです。答えは、毎年1月7日、8日に開催の信濃国分寺の八日堂縁日で頒布される蘇民将来符を作るお仕事です!
毎年12月1日は「お切り初め」の日となっていて、代々蘇民将来符を作っている蘇民講と呼ばれる方々が信濃国分寺の敷地内にある
作業場に集まり作業を始めるのだそうです。


でも始めに作っていらっしゃったものは、いつも見ている蘇民将来符と少しどこかが違うような…
朱色は使われてなく、六角の角には細かい切込みが入っています。
実は、あまり知られていませんが、蘇民将来符を作り始める日にはまず2本のご神体を作り、一体は信濃国分寺の本堂に、もう一体は蘇民講の作業場にある神棚に祀ります。それは、刃物を使う作業の始まりなので怪我をする事のないよう
お祈りをするという事なのだそうです。たしかに、蘇民包丁と呼ばれるいくつかの刃物を使い分けて大きな作業から
細かい作業までを行うわけですものね。納得です。


蘇民将来符というのは、昔、親切に牛頭天皇を家に泊めてあげた蘇民将来という方の子孫だという印なのだそうです。
その印を持っていると、蘇民将来にあやかって難を逃れるというお守りです。
この信仰は全国各地に残っていてそれぞれ違った形の蘇民将来符があるそうなのですが、特に信濃国分寺の蘇民将来符は立体の六角柱。美しい形の蘇民将来符だと言われているそうです。たしかにこの形に木を切るのは難しい作業になりますよね!この形になった理由は分からないそうですが、上田市、特に国分寺がある辺りは農民美術が栄えた地区でもあるので昔から器用な方が多かったのかもしれないというご住職のお話でした。
高齢化が進む中、蘇民講の皆さんはその伝統を受け継いで守っていらっしゃいます。ドロヤナギの木をまるで鉛筆を削るみたいに手際よく切っていきます。下書きもなく正確な形に削っていくのですから、本当にすごい技だと思います。
しかも、その作業は口で教わるものではなく、先輩方の作業を見て覚えるという職人らしいやり方で受け継がれている
そうです。それなので、家によって、人によって特徴があるそうです。八日堂縁日で見る蘇民将来符はみんな同じ形のように見えるので、これからは見方が変わりそうです♪
2017年も1月7日、8日と二日間、信濃国分寺八日堂縁日が開かれます。
今年は土曜日、日曜日!いつも以上に賑わいそうですね♪
八日堂縁日に行ったら、蘇民講の皆さんやご住職の技を蘇民将来符の中に見つけてみてください☆
斉藤 美穂
上田では、もう来年のお仕事が始まっているそうなのですよ!!
クリスマスもまだこれからだというのに、一体どういう事なのでしょうか…。
早速、そのお仕事の現場におじゃまさせて頂きました。
作業場には男性が何人か集まってもくもくとお仕事をされていました。
木で何かを作っているようですが…皆さん、何をされているのでしょう???
伺うと、
「毎年二本ずつ作っています。」
「皆さんの一年が良い年になるように祈りながら作っています。」
との事。
それはこのような形をしています!

皆さんは見た事がありますか?
木でできていて、横から見ると先が三角形の鉛筆のような形。上から見ると六角形になっています。
この形は…
ご存知の方も多いですよね♪
そうです。答えは、毎年1月7日、8日に開催の信濃国分寺の八日堂縁日で頒布される蘇民将来符を作るお仕事です!
毎年12月1日は「お切り初め」の日となっていて、代々蘇民将来符を作っている蘇民講と呼ばれる方々が信濃国分寺の敷地内にある
作業場に集まり作業を始めるのだそうです。


でも始めに作っていらっしゃったものは、いつも見ている蘇民将来符と少しどこかが違うような…
朱色は使われてなく、六角の角には細かい切込みが入っています。
実は、あまり知られていませんが、蘇民将来符を作り始める日にはまず2本のご神体を作り、一体は信濃国分寺の本堂に、もう一体は蘇民講の作業場にある神棚に祀ります。それは、刃物を使う作業の始まりなので怪我をする事のないよう
お祈りをするという事なのだそうです。たしかに、蘇民包丁と呼ばれるいくつかの刃物を使い分けて大きな作業から
細かい作業までを行うわけですものね。納得です。


蘇民将来符というのは、昔、親切に牛頭天皇を家に泊めてあげた蘇民将来という方の子孫だという印なのだそうです。
その印を持っていると、蘇民将来にあやかって難を逃れるというお守りです。
この信仰は全国各地に残っていてそれぞれ違った形の蘇民将来符があるそうなのですが、特に信濃国分寺の蘇民将来符は立体の六角柱。美しい形の蘇民将来符だと言われているそうです。たしかにこの形に木を切るのは難しい作業になりますよね!この形になった理由は分からないそうですが、上田市、特に国分寺がある辺りは農民美術が栄えた地区でもあるので昔から器用な方が多かったのかもしれないというご住職のお話でした。
高齢化が進む中、蘇民講の皆さんはその伝統を受け継いで守っていらっしゃいます。ドロヤナギの木をまるで鉛筆を削るみたいに手際よく切っていきます。下書きもなく正確な形に削っていくのですから、本当にすごい技だと思います。
しかも、その作業は口で教わるものではなく、先輩方の作業を見て覚えるという職人らしいやり方で受け継がれている
そうです。それなので、家によって、人によって特徴があるそうです。八日堂縁日で見る蘇民将来符はみんな同じ形のように見えるので、これからは見方が変わりそうです♪
2017年も1月7日、8日と二日間、信濃国分寺八日堂縁日が開かれます。
今年は土曜日、日曜日!いつも以上に賑わいそうですね♪
八日堂縁日に行ったら、蘇民講の皆さんやご住職の技を蘇民将来符の中に見つけてみてください☆
斉藤 美穂