上田にとってもレアな中学校の校章があるらしい!?
2016年08月15日
今日は校章のお話です。
学校を象徴するためにデザインされた紋章のことで、学生服の胸元にバッジをつけたり、生徒手帳にマークが入っていたり…
皆さんも学生時代にはよく目にしていたものかと思います。
そのレアな校章というのは中学校のものだという事なのですが、
レアな校章かぁ… 一体、何のこと???(笑)
早速、お話を伺いに行きました。
やってきたのは上田市手塚にある塩田の里交流館とっこ館です。
その校章を探しているという吉田さんと中澤さんにお話を伺いました。
「ずっと探しているのに、持っているっていう人が全然出てこないんです…」
どうやら3年程前からこの校章を探しているそうで、とっこ館にチラシなどを貼るなどをして持ち主に呼びかけているそうなのですが、持っているという方が全く現れないのだそうです。
「その校章って、こんなデザインの物なのですけれどね…」
そう言って出された物は…
あれ?これって校章ですよね!?(笑)━━━━(´Д`υ)━━━━
ところが、これは探している物とは違うそうです。
これは女子学生が胸につけていたもので、探しているのは男子学生が被っていた学生帽につけていた校章なのだそうです。
そもそも、どうしてこの校章を探しているのでしょう。
実は、この「中」の字の後ろにデザインされている「×」に価値があるという事になり、大事にしていこうという事になったのだそうです。
上田市手塚は塩田地区にあります。背後には独鈷山という山がそびえているのですが、その独鈷山系の一つ弘法山で採れる「ちがい石」をモチーフとしてこの「×」がデザインされているのだそうです。
ちがい石とはこのような石です↓↓↓
大きさはおよそ3~7ミリ。小さな石ですが、二つの長方形が重なりあってばってんにくっついているという面白い形の石です。色は白色を帯びた半透明の光沢のある石です。
「ちがい石」という名前には「ちかい石(誓い石)」という意味も込められており、弘法大師が「この石を大切に持っていればさまざまな災難から免れる」と誓いをたてた石という伝説もあるそうです。
昔はよく採りに行ったものですが…
実は今は採取禁止なのです!(※とっちゃダメー!!)
ここでしか見る事のできない石という事で、今は上田市の天然記念物に指定されています。
とても貴重な石だという事や、言い伝えもあり郷土に深く由来のある石をデザインした校章だという事でしっかり資料として保存していこうという事になったそうなのです。
ところが、この校章は昭和22年に開校した西塩田村立西塩田中学校の校章なのですが、西塩田村立西塩田中学校は昭和33年には閉校になってしまったそうなのです。つまり10年位しか存在しなかったという事です。
だからレアな校章なのですね。
見つかるかなぁ…
見つかると良いなぁ。
◇西塩田村立西塩田中学校の卒業生、もしくはそのお知り合いの皆様◇
もし男子学生帽の校章をまだお持ちの方がいらしたら、塩田の里とっこ館までご一報お願い致します!
もし見つかったら、また調査隊で追ってご報告致します♪
斉藤 美穂
学校を象徴するためにデザインされた紋章のことで、学生服の胸元にバッジをつけたり、生徒手帳にマークが入っていたり…
皆さんも学生時代にはよく目にしていたものかと思います。
そのレアな校章というのは中学校のものだという事なのですが、
レアな校章かぁ… 一体、何のこと???(笑)
早速、お話を伺いに行きました。
やってきたのは上田市手塚にある塩田の里交流館とっこ館です。
その校章を探しているという吉田さんと中澤さんにお話を伺いました。
「ずっと探しているのに、持っているっていう人が全然出てこないんです…」
どうやら3年程前からこの校章を探しているそうで、とっこ館にチラシなどを貼るなどをして持ち主に呼びかけているそうなのですが、持っているという方が全く現れないのだそうです。
「その校章って、こんなデザインの物なのですけれどね…」
そう言って出された物は…
あれ?これって校章ですよね!?(笑)━━━━(´Д`υ)━━━━
ところが、これは探している物とは違うそうです。
これは女子学生が胸につけていたもので、探しているのは男子学生が被っていた学生帽につけていた校章なのだそうです。
そもそも、どうしてこの校章を探しているのでしょう。
実は、この「中」の字の後ろにデザインされている「×」に価値があるという事になり、大事にしていこうという事になったのだそうです。
上田市手塚は塩田地区にあります。背後には独鈷山という山がそびえているのですが、その独鈷山系の一つ弘法山で採れる「ちがい石」をモチーフとしてこの「×」がデザインされているのだそうです。
ちがい石とはこのような石です↓↓↓
大きさはおよそ3~7ミリ。小さな石ですが、二つの長方形が重なりあってばってんにくっついているという面白い形の石です。色は白色を帯びた半透明の光沢のある石です。
「ちがい石」という名前には「ちかい石(誓い石)」という意味も込められており、弘法大師が「この石を大切に持っていればさまざまな災難から免れる」と誓いをたてた石という伝説もあるそうです。
昔はよく採りに行ったものですが…
実は今は採取禁止なのです!(※とっちゃダメー!!)
ここでしか見る事のできない石という事で、今は上田市の天然記念物に指定されています。
とても貴重な石だという事や、言い伝えもあり郷土に深く由来のある石をデザインした校章だという事でしっかり資料として保存していこうという事になったそうなのです。
ところが、この校章は昭和22年に開校した西塩田村立西塩田中学校の校章なのですが、西塩田村立西塩田中学校は昭和33年には閉校になってしまったそうなのです。つまり10年位しか存在しなかったという事です。
だからレアな校章なのですね。
見つかるかなぁ…
見つかると良いなぁ。
◇西塩田村立西塩田中学校の卒業生、もしくはそのお知り合いの皆様◇
もし男子学生帽の校章をまだお持ちの方がいらしたら、塩田の里とっこ館までご一報お願い致します!
もし見つかったら、また調査隊で追ってご報告致します♪
斉藤 美穂