コミックファン注目!! るろうに剣心に関わる何かが下諏訪町にあるってホント?
2016年05月13日
14日から諏訪大社下社の里曳きが始まります。
御柱は春宮から秋宮へ向かいます。春宮から秋宮へは二キロほど。その中間地点で御柱はほぼ直角に曲がるため、見せ場の一つになっています。
90度に曲がった少し先、曳行路に面して塚があります。
その塚の名前を教えてくれたのは、下諏訪町にある 贈答品を扱うお店「ダイモン」の店主 阿部 光男 さんです。
この塚は魁塚(さきがけづか)とも相楽塚(さがらづか)とも呼ばれます。
明治維新のために力を尽くした13人の志士…“時代の魁”を祀っていることからこう呼ばれているそうです。


明治三年に建立された魁塚に祀られている人々についてもう少し詳しく聞きました。
代表的な人物は「相楽総三」。相楽総三は赤報隊(せきほうたい)の隊長として知られています。非常に優秀な人で20歳の時には門弟が100人ほどいたとの記録があるそうです。尊王攘夷派の志士で、戊辰戦争が勃発すると赤報隊を組織して活躍。新政府軍に認められた「年貢半減令」を掲げて京都から江戸を目指します。ところが、新政府軍が方針を変えたため、赤報隊は偽官軍とされ下諏訪町で処刑をされました。年齢は30歳。その処刑場所が今の魁塚です。
ちなみに、偽官軍の汚名をきせられ処刑された相楽総三ですが、お孫さんの尽力によって名誉回復が行われ、昭和三年に正五位(しょうごい)という位を贈られたのち昭和四年に靖国神社に合祀されています。
「相楽総三」という名前を聞けば るろうに剣心のファンにはピンとくる人がいると思います。るろうに剣心の主人公…緋村剣心の仲間の一人に“相楽左之助”という登場人物がいます。その相楽左之助が大きな影響を受けた人物、心の師として回想の中で描かれているのが相楽隊長こと相楽総三。興味のある方はるろうに剣心のコミック第二巻をお読みください。

話は変わりますが、この魁塚を守る人たちがいます。「相楽会」という名前で活動していますが、実は阿部さんはこの「相楽会」の代表を務めています。


相楽会の会員は70名ほど。命日が4月3日のため、毎年4月の第一日曜日に相楽祭を開催することが一番大きな目的。その他にも一年を通して魁塚の維持管理をしています。下諏訪町で年に数回あるイベント三角八丁(さんかくばっちょう)の時には、魁塚で甘酒をふるまいながら、訪れた皆さんに魁塚のいわれや歴史を説明しているそうです。
取材当日も阿部さんは本当に熱心にお話をしてくれました。相楽総三についても30分くらいは軽くお話をしてくれたが、その話の中には、岩倉具視や西郷隆盛や高杉晋作の名前も登場。歴史、なかでも幕末から明治維新のころが好きな人には堪らない内容でしょう。オンエアではごくごく一部しか放送できなかったのが残念です。
では、相楽会の最大の行事である相楽祭にはどんな人たちが集まるのでしょう。
まず祀られている人々の子孫。相楽総三から数えて五代目になるそうです。
その他、歴史研究家。二年前には俳優の故菅原文太さんもいらしたとのこと。
変わったところでは、漫画家の月岡帆恣郎(はんじろう)さん。女性漫画家ですが、高校の修学旅行で魁塚を訪れたことがきっかけで歴史に興味を持ち、漫画家となった現在は相楽総三が主要キャストの「皇国の緋色」を連載中という方です。その他、るろうに剣心がきっかけで毎年福岡から参加する熱心なファンもいるそうです。


るろうに剣心の作者、和月伸宏(わつきのぶひろ)さんはコミックにこう書いています。『赤報隊事件、実はあまり有名でないので、話にからめるか少し悩みました。…(略)…美形で、左之助の心の師という点が受けたのか、一部の女性読者に今でも根強い人気を誇っている様です。』
「るろうに剣心」はコミックの売り上げは5900万部を超える大ヒット作。さらに、TVアニメ化、実写映画化、宝塚でのミュージカル公演など広く知られている作品です。その作品に関わる「相楽塚」を機会があったら訪れてみてください。。

魁塚または相楽塚:下諏訪町魁町。JR下諏訪駅から徒歩5分。
詳しくは下諏訪町のHP → 下諏訪町の文化財にアクセスしてご確認ください。
諏訪の調査隊員 土橋桂子
御柱は春宮から秋宮へ向かいます。春宮から秋宮へは二キロほど。その中間地点で御柱はほぼ直角に曲がるため、見せ場の一つになっています。
90度に曲がった少し先、曳行路に面して塚があります。
その塚の名前を教えてくれたのは、下諏訪町にある 贈答品を扱うお店「ダイモン」の店主 阿部 光男 さんです。
この塚は魁塚(さきがけづか)とも相楽塚(さがらづか)とも呼ばれます。
明治維新のために力を尽くした13人の志士…“時代の魁”を祀っていることからこう呼ばれているそうです。


明治三年に建立された魁塚に祀られている人々についてもう少し詳しく聞きました。
代表的な人物は「相楽総三」。相楽総三は赤報隊(せきほうたい)の隊長として知られています。非常に優秀な人で20歳の時には門弟が100人ほどいたとの記録があるそうです。尊王攘夷派の志士で、戊辰戦争が勃発すると赤報隊を組織して活躍。新政府軍に認められた「年貢半減令」を掲げて京都から江戸を目指します。ところが、新政府軍が方針を変えたため、赤報隊は偽官軍とされ下諏訪町で処刑をされました。年齢は30歳。その処刑場所が今の魁塚です。
ちなみに、偽官軍の汚名をきせられ処刑された相楽総三ですが、お孫さんの尽力によって名誉回復が行われ、昭和三年に正五位(しょうごい)という位を贈られたのち昭和四年に靖国神社に合祀されています。
「相楽総三」という名前を聞けば るろうに剣心のファンにはピンとくる人がいると思います。るろうに剣心の主人公…緋村剣心の仲間の一人に“相楽左之助”という登場人物がいます。その相楽左之助が大きな影響を受けた人物、心の師として回想の中で描かれているのが相楽隊長こと相楽総三。興味のある方はるろうに剣心のコミック第二巻をお読みください。

話は変わりますが、この魁塚を守る人たちがいます。「相楽会」という名前で活動していますが、実は阿部さんはこの「相楽会」の代表を務めています。


相楽会の会員は70名ほど。命日が4月3日のため、毎年4月の第一日曜日に相楽祭を開催することが一番大きな目的。その他にも一年を通して魁塚の維持管理をしています。下諏訪町で年に数回あるイベント三角八丁(さんかくばっちょう)の時には、魁塚で甘酒をふるまいながら、訪れた皆さんに魁塚のいわれや歴史を説明しているそうです。
取材当日も阿部さんは本当に熱心にお話をしてくれました。相楽総三についても30分くらいは軽くお話をしてくれたが、その話の中には、岩倉具視や西郷隆盛や高杉晋作の名前も登場。歴史、なかでも幕末から明治維新のころが好きな人には堪らない内容でしょう。オンエアではごくごく一部しか放送できなかったのが残念です。
では、相楽会の最大の行事である相楽祭にはどんな人たちが集まるのでしょう。
まず祀られている人々の子孫。相楽総三から数えて五代目になるそうです。
その他、歴史研究家。二年前には俳優の故菅原文太さんもいらしたとのこと。
変わったところでは、漫画家の月岡帆恣郎(はんじろう)さん。女性漫画家ですが、高校の修学旅行で魁塚を訪れたことがきっかけで歴史に興味を持ち、漫画家となった現在は相楽総三が主要キャストの「皇国の緋色」を連載中という方です。その他、るろうに剣心がきっかけで毎年福岡から参加する熱心なファンもいるそうです。


るろうに剣心の作者、和月伸宏(わつきのぶひろ)さんはコミックにこう書いています。『赤報隊事件、実はあまり有名でないので、話にからめるか少し悩みました。…(略)…美形で、左之助の心の師という点が受けたのか、一部の女性読者に今でも根強い人気を誇っている様です。』
「るろうに剣心」はコミックの売り上げは5900万部を超える大ヒット作。さらに、TVアニメ化、実写映画化、宝塚でのミュージカル公演など広く知られている作品です。その作品に関わる「相楽塚」を機会があったら訪れてみてください。。

魁塚または相楽塚:下諏訪町魁町。JR下諏訪駅から徒歩5分。
詳しくは下諏訪町のHP → 下諏訪町の文化財にアクセスしてご確認ください。
諏訪の調査隊員 土橋桂子