噂の調査隊「日本一の田舎が伊那谷に!それってどこ?」
2015年01月29日
長野県自体が、田舎暮らしに憧れる人たちにとっては人気の場所なんですが、
もう少し小さい単位。
市町村を単位に田舎暮らし日本一を調査した人達がいるんです。
しかも、その日本一の田舎が伊那谷にあるんだとか…
今日は、その日本一の田舎を調査してきました。
あなたの思う「田舎」ってどんな所ですか?
それをふまえて、あなたの予想は?
久保さん、キッシーは、
「そこら中にそういう場所がありすぎて、どこって言えな~い」
と言うのが答えでしたが・・・
実際、そんな田舎のランキングをつけたのが、
宝島社の「田舎暮らしの本」の編集者の皆さん。

まずは、どんな趣旨で調査をし、どのようにランキングが出されたのか、
宝島社「田舎暮らしの本」の編集を担当していらっしゃる 菊地 駿 さんにお話伺いました。
菊池さんによると・・・
今回のランキングは「住みたい田舎ランキング」という事で、

田舎暮らしに関する、重要となるだろう項目を、全部で10ジャンル合わせて95項目の質問を用意して、そのアンケートを各自治体に郵送し回答してもらったもの。
実は長野県は、この雑誌でも「移住したい都道府県ランキング」で、
なんと9年連続の1位なんだそうで、

そんな人気県の中でも1位に輝いた自治体・・・
どこなのか、気になりますよね~
その自治体とは・・・・
伊那市 なんです。
伊那市ってちょっと意外じゃないですか?
でも、久保さんは「そうでもないよ~なんかわかる!!」と一言
実は、今回の日本一は、「子育てしやすい」という視点を重視した
「子育て世代にぴったりな田舎」ランキングで、伊那市が1位に輝いたんです。

ちなみに、伊那市は総合ランキングでも、長野県の中ではトップの7位。それに佐久市が続きます。
回答率は50%弱。
回答市町村の数は北海道に続いて、長野県は2位。多くの市町村が回答していました
さらに、「移住希望者お役立ちランキング」というものも出されているんですが、
そこでは長野県勢が大活躍!!
*お試し体験施設が多い 伊那市第1位(ダントツの27施設)
*移住相談会の年間開催数が多い 須坂市第1位 飯島町第3位 長野市第4位
*空き家の登録件数が多い 駒ヶ根市第2位
*クラインガルテンの区画が多い 松本市第3位
*田舎暮らし体験ツアーの年間開催数が多い 飯山市第3位
さすが、9年連続移住したい都道府県日本一の長野県。
ほとんど全ての項目に、長野県の市町村が顔を出していました。
ではそんな激戦区でなぜ、伊那市が1位になったんでしょうか?
菊地さんによると・・・
子育てのしやすさをベースに、就職支援、住宅取得に関する補助制度があるかなどの項目を設けて集計した結果、
伊那市は26点満点中、23点と最も多く、満遍なく移住者支援の体制が整っていると言えそうだ、という評価だったようです。
その中でも、教育環境が整っていて、独自の取り組みをしているのが、取材者の目には強烈に移ったらしく、
行政主導ではなく、地元住民が積極的に子供たちの教育環境を考えているのは、都会の人にとってはとても魅力的と
伊那市の小規模特認校「新山小学校」を例に挙げて話してくださいました。

こうやって聞いてみると、今回の日本一の田舎というのは、いわゆる人里離れた自然豊かで、ちょっとした不自由も楽しみのうちというような田舎ではなく、
「田舎に憧れる人達が移り住んで快適に田舎を楽しめる田舎」の日本一と言えそうです。
ですから、95の質問の中には、田舎暮らしに憧れる人達が一番求めている「自然の豊かさ」や「伝統的な文化や風土」ばかりでなく
「移住者を積極的に受け入れているか」とかスーパーやコンビニ、スポーツジムや温泉、インターネット環境まで、「日常生活」について整備がなされているか。
「交通の便がいいか」「老後の医療介護制度はどうか」など、田舎に住む私達が想像する田舎とは、少し違った視点も入っているんです。
では、この受賞、伊那市の人にとってはどうだったんでしょうか?
伊那市の集落支援員 水口航さんにお話し伺いました。
とにかく、伊那市の人にとっては「選ばれてビックリ!」と言うのが本当の所。
アンケートに答えた水口さんも、トップを取ろうと思ったわけではなく、あることをまとめて出しただけで、日本一になったと知らせをもらって、改めて何がそんなに良かったの?と改めて調べなおしたほどだったそうです。
取材に来たライターの方も、
「誰に聞いても、伊那市は子育てのまちだって言わないんですよね~」
と驚いていかれたそうです。
じゃあ、改めて「どうして?」と伺うと・・・
伊那小学校の話がまず飛び出しました。
チャイムもない、時間割もない、通知表もない(この通知表のないのはもう60年も前から)小学校。
総合教育を始めたのはもう40年の前の事。
地域が子供たちを育てる空気がすごく強いんだそうです。
そして、先ほども出た新山小学校。
全校生徒たった30人で、どこの地域からも入学できる学校です。
さらに、子育て支援センターには、20年も前から保育士さんが常駐していて、保育施設に行く前の子供たちの悩みに答えてくれる・・・
どれをとっても、昔から当たり前のようにやっていたことばかり。
それが、実は全国的に見ると、当たり前ではなくすごいことだった!という事なんですよね~
なんかとってもカッコいいですよね(^-^)
そして今回の受賞、意外な人達が反応しているそうなんです。
それは企業の経営者の皆さん。
ブログなどにこの事を、誇らしく書いてくれる方が多いそうなんです。
それは、伊那小学校のような教育を、今の子供のお父さんお母さんはもちろん、下手すればおじいちゃんおばあちゃんを飛び越えて、ひいおじいちゃん達の頃から受けて育っているんですね。(通知表がないのが、60年も前から続いてるっていう事からも、容易のそれは伺えますよね)
春になると教室はどこもガランとしていて、みんな春探しに野山をかけずり回ってる。
勉強の材料集めに町に出れば、アポなしでも、商店の人も、道行く人も、誰もが相手をしてくれる。
とにかく、地域で子供を育てているという感覚が根付いているのが伊那市なんです。
そのあったかい空気感が点数となって現れているのかもしれませんね。
今回の日本一の田舎とは、ど田舎ではなく、都会の人から見て暮らしやすい田舎の事でした。
伊那小で教育を受けてみたかった思っている 西村容子 でした♡
もう少し小さい単位。
市町村を単位に田舎暮らし日本一を調査した人達がいるんです。
しかも、その日本一の田舎が伊那谷にあるんだとか…
今日は、その日本一の田舎を調査してきました。
あなたの思う「田舎」ってどんな所ですか?
それをふまえて、あなたの予想は?
久保さん、キッシーは、
「そこら中にそういう場所がありすぎて、どこって言えな~い」
と言うのが答えでしたが・・・
実際、そんな田舎のランキングをつけたのが、
宝島社の「田舎暮らしの本」の編集者の皆さん。
まずは、どんな趣旨で調査をし、どのようにランキングが出されたのか、
宝島社「田舎暮らしの本」の編集を担当していらっしゃる 菊地 駿 さんにお話伺いました。
菊池さんによると・・・
今回のランキングは「住みたい田舎ランキング」という事で、
田舎暮らしに関する、重要となるだろう項目を、全部で10ジャンル合わせて95項目の質問を用意して、そのアンケートを各自治体に郵送し回答してもらったもの。
実は長野県は、この雑誌でも「移住したい都道府県ランキング」で、
なんと9年連続の1位なんだそうで、
そんな人気県の中でも1位に輝いた自治体・・・
どこなのか、気になりますよね~
その自治体とは・・・・
伊那市 なんです。
伊那市ってちょっと意外じゃないですか?
でも、久保さんは「そうでもないよ~なんかわかる!!」と一言
実は、今回の日本一は、「子育てしやすい」という視点を重視した
「子育て世代にぴったりな田舎」ランキングで、伊那市が1位に輝いたんです。
ちなみに、伊那市は総合ランキングでも、長野県の中ではトップの7位。それに佐久市が続きます。
回答率は50%弱。
回答市町村の数は北海道に続いて、長野県は2位。多くの市町村が回答していました
さらに、「移住希望者お役立ちランキング」というものも出されているんですが、
そこでは長野県勢が大活躍!!
*お試し体験施設が多い 伊那市第1位(ダントツの27施設)
*移住相談会の年間開催数が多い 須坂市第1位 飯島町第3位 長野市第4位
*空き家の登録件数が多い 駒ヶ根市第2位
*クラインガルテンの区画が多い 松本市第3位
*田舎暮らし体験ツアーの年間開催数が多い 飯山市第3位
さすが、9年連続移住したい都道府県日本一の長野県。
ほとんど全ての項目に、長野県の市町村が顔を出していました。
ではそんな激戦区でなぜ、伊那市が1位になったんでしょうか?
菊地さんによると・・・
子育てのしやすさをベースに、就職支援、住宅取得に関する補助制度があるかなどの項目を設けて集計した結果、
伊那市は26点満点中、23点と最も多く、満遍なく移住者支援の体制が整っていると言えそうだ、という評価だったようです。
その中でも、教育環境が整っていて、独自の取り組みをしているのが、取材者の目には強烈に移ったらしく、
行政主導ではなく、地元住民が積極的に子供たちの教育環境を考えているのは、都会の人にとってはとても魅力的と
伊那市の小規模特認校「新山小学校」を例に挙げて話してくださいました。
こうやって聞いてみると、今回の日本一の田舎というのは、いわゆる人里離れた自然豊かで、ちょっとした不自由も楽しみのうちというような田舎ではなく、
「田舎に憧れる人達が移り住んで快適に田舎を楽しめる田舎」の日本一と言えそうです。
ですから、95の質問の中には、田舎暮らしに憧れる人達が一番求めている「自然の豊かさ」や「伝統的な文化や風土」ばかりでなく
「移住者を積極的に受け入れているか」とかスーパーやコンビニ、スポーツジムや温泉、インターネット環境まで、「日常生活」について整備がなされているか。
「交通の便がいいか」「老後の医療介護制度はどうか」など、田舎に住む私達が想像する田舎とは、少し違った視点も入っているんです。
では、この受賞、伊那市の人にとってはどうだったんでしょうか?
伊那市の集落支援員 水口航さんにお話し伺いました。
とにかく、伊那市の人にとっては「選ばれてビックリ!」と言うのが本当の所。
アンケートに答えた水口さんも、トップを取ろうと思ったわけではなく、あることをまとめて出しただけで、日本一になったと知らせをもらって、改めて何がそんなに良かったの?と改めて調べなおしたほどだったそうです。
取材に来たライターの方も、
「誰に聞いても、伊那市は子育てのまちだって言わないんですよね~」
と驚いていかれたそうです。
じゃあ、改めて「どうして?」と伺うと・・・
伊那小学校の話がまず飛び出しました。
チャイムもない、時間割もない、通知表もない(この通知表のないのはもう60年も前から)小学校。
総合教育を始めたのはもう40年の前の事。
地域が子供たちを育てる空気がすごく強いんだそうです。
そして、先ほども出た新山小学校。
全校生徒たった30人で、どこの地域からも入学できる学校です。
さらに、子育て支援センターには、20年も前から保育士さんが常駐していて、保育施設に行く前の子供たちの悩みに答えてくれる・・・
どれをとっても、昔から当たり前のようにやっていたことばかり。
それが、実は全国的に見ると、当たり前ではなくすごいことだった!という事なんですよね~
なんかとってもカッコいいですよね(^-^)
そして今回の受賞、意外な人達が反応しているそうなんです。
それは企業の経営者の皆さん。
ブログなどにこの事を、誇らしく書いてくれる方が多いそうなんです。
それは、伊那小学校のような教育を、今の子供のお父さんお母さんはもちろん、下手すればおじいちゃんおばあちゃんを飛び越えて、ひいおじいちゃん達の頃から受けて育っているんですね。(通知表がないのが、60年も前から続いてるっていう事からも、容易のそれは伺えますよね)
春になると教室はどこもガランとしていて、みんな春探しに野山をかけずり回ってる。
勉強の材料集めに町に出れば、アポなしでも、商店の人も、道行く人も、誰もが相手をしてくれる。
とにかく、地域で子供を育てているという感覚が根付いているのが伊那市なんです。
そのあったかい空気感が点数となって現れているのかもしれませんね。
今回の日本一の田舎とは、ど田舎ではなく、都会の人から見て暮らしやすい田舎の事でした。
伊那小で教育を受けてみたかった思っている 西村容子 でした♡