噂の調査隊 「気付いてる?信号に大変革!スクランブル交差点激増のなぞ!」
2014年07月31日
今日も照り付ける太陽の光が矢のように肌を刺し、痛いくらいの伊那谷から、お届けしますよ~♡
今日は、とっても身近な信号に異変が起きているという噂を聞いて、調査に出掛けてきました。
ってどんな異変かって?
飯田下伊那地域には、スクランブル交差点ってつい最近まで1箇所しかなかったんです。
しかも、とっても親しまれているんですよね。
スクランブル=あの場所って誰もがわかるほど、地名代わりのようになっているほどなんですが、そのスクランブル交差点の存在が脅かされる事態になっていると聞けば、立ち上がらないわけにはいきません!(ちょっと大げさですね(^o^;;))
まずは、どれくらいその唯一のスクランブル交差点がみんなに親しまれているかといいますと・・・
笑顔が素敵なある女性に聞いてみました。
「小さいころから、スクランブルで待ち合わせね~と言って待ち合わせるくらいの所だから、スクランブルと聞いて思い当たるのはそこしかないですね~他にもあるんですか???」
と言う感じ。
もうすぐ始まる人形劇フェスタでも、飯田の丘の上の中央通りと銀座が交わるスクランブル交差点は、スクランブル交差点会場として様々なイベントのステージとなる場所。
飯田で「スクランブル」と言えば、誰もがわかる場所なんです。
それが、最近・・・
あそこにもそこにもという感じでスクランブル交差点が激増しているんです。
私が住んでいる鼎(昔の鼎町)の中にも、半径約1.5キロの中に、4つもスクランブル交差点が出来たんです。わずかここ1〜2年の間に!
「スクランブル」が代名詞になっているような交差点があるこの地域で、こんなにもいきなりスクランブルが増えると気になっちゃうんですよね〜。
なぜ、こんなにまで増えたのか、飯田警察署 交通課の赤羽正彦さんにお話伺ってみると・・・
スクランブルの交差点が増えだしたのは、平成23年(2011年)頃から。
これは全国的な動きで、「歩行者保護」の観点から長野県警では力を入れて進めてきたものなんだそうです。
「歩車分離」という考えの元、増えてきた信号は、いわゆるスクランブル(四角い交差点にたすき掛けのように横断歩道が配置されたもの)だけではなく、いろんな形のものがあり、そのさまざまな形の「歩車分離」の信号が、今の時点で飯田署管内には20基増えたそうです。
なんと20倍!!!
これだけたった3年間くらいの間に増えたんですから、何が起こってるの?と異変に感じてもおかしくないでしょ!
これと同じ現象が、実はここ飯田下伊那地域だけではなく、全県で起こっていて、人口に比例して設置されているらしいので、長野や松本では20基どころではない数増えているはずなんですって!
長野に住んでいる、久保さん・キッシーは全然実感ないということなんですが、そういわれてみれば!というリスナーの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
「歩車分離」という考えの元で、作られている信号はスクランブルばかりじゃないという話はさっきしましたが、ちょっと変わった信号も誕生しているそうなんです。
それは、「青信号がつかない信号」。
これもスクランブルと元々の「歩行者を守る」という同じ考え方で作られたものなんですが、アップルロードから飯田市立病院に入っていく所の交差点に設置されています。
どんな信号かと申しますと・・・
その信号は、青黄赤の普通の信号の下に3つ矢印の信号がついていて、それぞれ右折、直進、左折の矢印になっているんです。
赤信号だけついている時はもちろん全車両が止まっているんですが、赤信号が点いたままで、まず、左折と直進の青の矢印が点灯します。
それが消えると、右折の矢印だけが点灯し、車と同じ方向に進む歩行者信号は赤になる。
元の信号は、赤は年中つきっぱなしですが、丸い青信号はつく事がありません。
普通の信号は、対向車線の車が来なければ、スーッと右折できてしまいますが、この信号は、いったん赤信号で止まらなければ右折できないんですよね。
停止する事で確実にスピードを落としてから、横断歩道を通過するようになります。
しかも、車が右折する時には、歩行者は横断歩道を歩いている事がないので、完全に「歩車分離」出来る訳です。
まさに歩行者保護が実現できているという訳です。
ちょっとここで、まめ知識!
青信号の長さや、赤信号の長さって、地元の要望で長くなったり短くなったりできるって知ってました?
もちろん、警察でちゃんと現地調査をして、適切だと認められなければダメですが・・・
例えば、先ほどの市立病院の信号機、歩行者の青信号の長さは、病人やお年寄りも多い場所という事で、少し長めに設定されているそうなんですよ。
信号の長さは一律決まっている訳ではないんですね〜。
さあ!本題に戻って・・・
今までの話で、信号はどんどん進化しているのおわかりいただいたかと思うんですが、
これでは収まらないんですよね~その更なる進化の形があるのご存知でしょうか?
ヒントは「飯田市と、軽井沢にしかありません。」なんですが・・・お分かりになりますか?
こんな感じの交差点です。

お分かりになりますか?
そうです。ラウンドアバウト。
信号機がいらない・・・ない!というのがさらに進化した交差点の形なんです。
上の写真は、長野県に唯一昔からあり、かつて地元ではロータリーと言われた吾妻町のラウンドアバウト。
ここで、いろんな実証実験が行われ、新たに去年誕生したのが、こんな感じ・・・

飯田郵便局の近くにできたラウンドアバウトなんです。
できた当初は、右回りにしか進むことができないのに左に曲がってしまう人がいたりと、ちょっとしたトラブルもありましたが、
利点がいっぱいあるんです。

信号機を立てるには莫大な費用がかかる。
しかも信号に使う電気代なども考えると、コストを抑え、環境にも優しい。
しかも、信号で止められる事がないので、スムースな通行が可能。
信号待ちのストレスもない。
さらに、スピードを出して交差点に突っ込む事がないので、重大事故が減る。
様々な利点があるんですね〜
そして、このラウンドアバウト実は今は法律で認められていない交差点の形なんですが、この9月から法制化され、今は一旦停止でその中に入っていきますが、徐行運転で入らなければいけないとか、右側から来る車両が優先など、道路交通法で通行の仕方が定められるようになります。
このラウンドアバウトの標識も正式に法令化された標識達の仲間に入る事になります。

スクランブル交差点のなぞに迫っていたら、思いもよらず、信号の意外な進化まで知る事が出来ました。
あなたの地域のスクランブル交差点事情はどうですか?
そう言われれば・・・ってことになっていそうですよ(^-^)
スクランブルの急増への疑問が解けてスッキリ気分の 西村容子 でした♡
今日は、とっても身近な信号に異変が起きているという噂を聞いて、調査に出掛けてきました。
ってどんな異変かって?
飯田下伊那地域には、スクランブル交差点ってつい最近まで1箇所しかなかったんです。
しかも、とっても親しまれているんですよね。
スクランブル=あの場所って誰もがわかるほど、地名代わりのようになっているほどなんですが、そのスクランブル交差点の存在が脅かされる事態になっていると聞けば、立ち上がらないわけにはいきません!(ちょっと大げさですね(^o^;;))
まずは、どれくらいその唯一のスクランブル交差点がみんなに親しまれているかといいますと・・・
笑顔が素敵なある女性に聞いてみました。
「小さいころから、スクランブルで待ち合わせね~と言って待ち合わせるくらいの所だから、スクランブルと聞いて思い当たるのはそこしかないですね~他にもあるんですか???」
と言う感じ。
もうすぐ始まる人形劇フェスタでも、飯田の丘の上の中央通りと銀座が交わるスクランブル交差点は、スクランブル交差点会場として様々なイベントのステージとなる場所。
飯田で「スクランブル」と言えば、誰もがわかる場所なんです。
それが、最近・・・
あそこにもそこにもという感じでスクランブル交差点が激増しているんです。
私が住んでいる鼎(昔の鼎町)の中にも、半径約1.5キロの中に、4つもスクランブル交差点が出来たんです。わずかここ1〜2年の間に!
「スクランブル」が代名詞になっているような交差点があるこの地域で、こんなにもいきなりスクランブルが増えると気になっちゃうんですよね〜。
なぜ、こんなにまで増えたのか、飯田警察署 交通課の赤羽正彦さんにお話伺ってみると・・・
スクランブルの交差点が増えだしたのは、平成23年(2011年)頃から。
これは全国的な動きで、「歩行者保護」の観点から長野県警では力を入れて進めてきたものなんだそうです。
「歩車分離」という考えの元、増えてきた信号は、いわゆるスクランブル(四角い交差点にたすき掛けのように横断歩道が配置されたもの)だけではなく、いろんな形のものがあり、そのさまざまな形の「歩車分離」の信号が、今の時点で飯田署管内には20基増えたそうです。
なんと20倍!!!
これだけたった3年間くらいの間に増えたんですから、何が起こってるの?と異変に感じてもおかしくないでしょ!
これと同じ現象が、実はここ飯田下伊那地域だけではなく、全県で起こっていて、人口に比例して設置されているらしいので、長野や松本では20基どころではない数増えているはずなんですって!
長野に住んでいる、久保さん・キッシーは全然実感ないということなんですが、そういわれてみれば!というリスナーの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
「歩車分離」という考えの元で、作られている信号はスクランブルばかりじゃないという話はさっきしましたが、ちょっと変わった信号も誕生しているそうなんです。
それは、「青信号がつかない信号」。
これもスクランブルと元々の「歩行者を守る」という同じ考え方で作られたものなんですが、アップルロードから飯田市立病院に入っていく所の交差点に設置されています。
どんな信号かと申しますと・・・
その信号は、青黄赤の普通の信号の下に3つ矢印の信号がついていて、それぞれ右折、直進、左折の矢印になっているんです。
赤信号だけついている時はもちろん全車両が止まっているんですが、赤信号が点いたままで、まず、左折と直進の青の矢印が点灯します。
それが消えると、右折の矢印だけが点灯し、車と同じ方向に進む歩行者信号は赤になる。
元の信号は、赤は年中つきっぱなしですが、丸い青信号はつく事がありません。
普通の信号は、対向車線の車が来なければ、スーッと右折できてしまいますが、この信号は、いったん赤信号で止まらなければ右折できないんですよね。
停止する事で確実にスピードを落としてから、横断歩道を通過するようになります。
しかも、車が右折する時には、歩行者は横断歩道を歩いている事がないので、完全に「歩車分離」出来る訳です。
まさに歩行者保護が実現できているという訳です。
ちょっとここで、まめ知識!
青信号の長さや、赤信号の長さって、地元の要望で長くなったり短くなったりできるって知ってました?
もちろん、警察でちゃんと現地調査をして、適切だと認められなければダメですが・・・
例えば、先ほどの市立病院の信号機、歩行者の青信号の長さは、病人やお年寄りも多い場所という事で、少し長めに設定されているそうなんですよ。
信号の長さは一律決まっている訳ではないんですね〜。
さあ!本題に戻って・・・
今までの話で、信号はどんどん進化しているのおわかりいただいたかと思うんですが、
これでは収まらないんですよね~その更なる進化の形があるのご存知でしょうか?
ヒントは「飯田市と、軽井沢にしかありません。」なんですが・・・お分かりになりますか?
こんな感じの交差点です。

お分かりになりますか?
そうです。ラウンドアバウト。
信号機がいらない・・・ない!というのがさらに進化した交差点の形なんです。
上の写真は、長野県に唯一昔からあり、かつて地元ではロータリーと言われた吾妻町のラウンドアバウト。
ここで、いろんな実証実験が行われ、新たに去年誕生したのが、こんな感じ・・・

飯田郵便局の近くにできたラウンドアバウトなんです。
できた当初は、右回りにしか進むことができないのに左に曲がってしまう人がいたりと、ちょっとしたトラブルもありましたが、
利点がいっぱいあるんです。

信号機を立てるには莫大な費用がかかる。
しかも信号に使う電気代なども考えると、コストを抑え、環境にも優しい。
しかも、信号で止められる事がないので、スムースな通行が可能。
信号待ちのストレスもない。
さらに、スピードを出して交差点に突っ込む事がないので、重大事故が減る。
様々な利点があるんですね〜
そして、このラウンドアバウト実は今は法律で認められていない交差点の形なんですが、この9月から法制化され、今は一旦停止でその中に入っていきますが、徐行運転で入らなければいけないとか、右側から来る車両が優先など、道路交通法で通行の仕方が定められるようになります。
このラウンドアバウトの標識も正式に法令化された標識達の仲間に入る事になります。

スクランブル交差点のなぞに迫っていたら、思いもよらず、信号の意外な進化まで知る事が出来ました。
あなたの地域のスクランブル交差点事情はどうですか?
そう言われれば・・・ってことになっていそうですよ(^-^)
スクランブルの急増への疑問が解けてスッキリ気分の 西村容子 でした♡