「下條村では畑からお酒ができるらしい???」

SBCラジオ

2017年07月13日 18:58

畑からお酒?

一体どういう事なんでしょうね~

 

このちょっとおしゃれな農園にその秘密が隠されているという事で

伺ってみることにしました



かねしげ農園と言うこの農園

畑には



これから大きく成長しようとしているりんごが

沢山なっていました

 

ちょっとイケメンのお兄さんがいたのお話し伺う事にしました

お話伺いましたのは、かねしげ農園 株式会社「道」の代表取締役 桜井隼人さん

 

畑でお酒ができる?

確かに作ってますね~

 

と・・・

 

どういう事かさらに伺ってみると

りんごでシードルやアップルワインなどを作っているというのです

 

シードルを作るというのはそれほど珍しいことでもない

という感じしますよね

 

でも桜井さんたちがやっているお酒造りは

りんごからシードルを作る

という点では他と何んら変わりませんが

 

元々、りんご農家の人たちがお酒を作る

農家がお酒を作る

という点でとても珍しいんです

 

今までは、元々ワイナリーやお酒を製造している人たちが

りんご農家と手を組んだり、りんごを栽培してシードルを作るというパターンがほとんどだったのですが

伊那谷で真っ先にりんごワインとシードルの特区をとった松川町も

お酒を作っているのは地元のワイナリー

 

桜井さんたちは、自分たちで美味しいりんごを育て、それを自分たちの手でお酒にしていく

りんごの生産から、お酒を作って販売するまで一貫して手掛けている

というのが、珍しいんだそうです

 

畑の真ん中に醸造所まで作ってしまいました



それを実現できたのは、下條村が「果実酒特区」の認定をとったから

下條村の宮島副村長に伺いましたが

若者たちの熱意に動かされたと話してくださいました

 

その特区認定の原動力になった若者たち

村を動かした若者たちの年齢を聞いて

私、さらにビックリしてしまったんです

 

なんと!

18歳から32歳の4人の若者たちがこの取り組みを行っているんです

[caption id="attachment_13126" align="alignnone" width="404"] OLYMPUS DIGITAL CAMERA[/caption]

この若者ならではの雰囲気伝わってますか?

 

宮島副村長さんが話してくださったんですが

さらにここには、とてもいい話があるそうなんです

 

かねしげ農園の先代

実は副村長とは同級生

かねてから、息子さん兄弟二人が支え合ってこの農園をやって行ってくれたらいいな~

と先代はおっしゃっていたそうです

その思いを知っていた副村長

その思いを後押しする気持ちもどこかにあったんでしょうか

特区の認定を受けてお酒造りを始める時には

よそに働きに出ていた弟さんが家に入り

兄弟二人一緒に仕事をするようになりました

お酒の方を中心にやっているのが桜井さんだったので

今回、桜井さんにお話伺いましたが

一緒に働いている先代の息子さん古田兄弟はこの若者4人のうちの2人

そんな4人の若者の思いは

味はもちろん、ラベルデザインにもこだわり、そちらも「おしゃれ」と評判のようです

そのラベルがこちら!!

  

実はこれ、桜井さんがデザインしているのだとか・・・

 

みなさん本当に見た目にもかっこよくて

いいものを作りたい

っていう思いも強いんでしょうけど

自分たちのスタイルに合ったものを楽しんで追及していきたい

という遊びの部分がある

 

これからの新しい農業のスタイルを見たような気がしました



 

今回の調査を通して

農業を本当に楽しんでいるんだな〜という空気感が伝わってきて

とても爽やかな気分にさせてもらえました

 

さらに「〜しなければ」みたいな窮屈感がなく

楽しいからやっている

やりたいからやっているというラフさが

味にも出ていて柔らかい感じがなんとも心地よかったです



まさに、りんご作りから手掛けたお酒作り

畑からお酒ができてましたよ!!!

 

農業を楽しむ若者の姿に感動した 西村容子 でした♡