「上が熱々 下は青々 ってな〜んだ???」
さあ!今日はなぞなぞから始めてみましたが
このなぞなぞみたいな噂の答えお分かりになりますでしょうか?
これ即わかったら天才!
まずは簡単なヒントから行きましょうか!
ヒントその1
この噂の場所にいたのは
下伊那高等学校に学生さん
これ結構大きなヒント
そしてもう一つのヒントは
初めてこの場所に来た時の生徒さんと先生の驚きでした
お話伺ったの下伊那農業高校のアグリサービス科の3年生
高橋颯太(そうた)さんと片岡優希さん,そして、矢野良(りょう)先生は
目の前に広がっていたのは、想像してなかった光景だった
っていうんです
その光景がこちら!!!
一見、畑の見えますよね
そこにいたのは下農の生徒さんなんだから辻褄は合う
でも、ちょっと余計なもの写ってない???
近くに行ったらこんな感じ
何が想像と違っていたかと言いますと
普通は低い位置にあるものが、生徒さんの背を超える高さにある
これ、畑の上に訳のわからない屋根が付いちゃってるわけじゃないんです
これ、
太陽光発電のパネル
普通は低い位置にあるものですよね
でも、こちらは2mを超える高~~~い所に設置されているんです
高い位置に設置されているのでその下の土地を有効活用
畑として作物が育てられるという事なんです
この写真を見ていただければわかるように
太陽光発電なので
上は熱々
作物を育てるので
下は青々となるわけなんですよね
でもこの場所に来るまでは
当然太陽光発電といえば低い位置にあるものという発想しかなく
その狭い空間で育てるには
大豆や葉物野菜くらいしか育てられないかな〜と考えてきたそうです
でも、想像とは全く違う光景に
急遽、育てるものも検討し直しました
これを設置したのは
NPO法人 信州自然エネルギー研究会
代表の林宗吉(そうきち)さんは
食料自給率やエネルギーの自給率を考えると
これは最高の設備と話してくださいました
この取り組みは「ソーラーシェアリング」
と言って土地の有効活用も兼ね、農業と発電を同時にできるシステム
このソーラーシェアリングの普及を目指す東京の「市民ソーラー」という企業の協力を得て
993㎡の土地に84枚のパネルが設置されています
この企業が手がけたソーラーシェアリングは千葉県の匝瑳史(そうさし)についで2番目
飯田下伊那地域では初の試みとなりました
土地の半分は、下伊那農業高校の生徒さんが
もう半分は林さんたちのNPO法人は管理し
林さん達は、太陽の光をそれほど必要としない
ブルーベリーや里芋を中心に栽培されるということですが
下農の生徒さんたちは、ひまわりを栽培する予定だそうです
実は、これには深い意味があるようなんです
発電の下で油を作ろう!!!
という事らしく、
エネルギーの下で、燃料を作る
と言う発想みたいなんですよね~
いずれにしても
太陽光発電も農業も
太陽の恵みで成り立つもの
同じ場所で二つの利点を生かせる
おもしろくなりそうだと矢野先生話してくださいました
さらに、このシステムは、地域でも大きな役割を果たすことになりそうで
信州自然エネルギー研究会と地元龍丘地区とは協定を結んでいて
災害時にはこの電力住民の皆さんが利用できるようになるそうです
何もなくなってしまうことも考えると
心強いですよね
なぞなぞみたいな噂から始まった
今日の調査隊でしたが
実は将来の日本のもつ課題を映し出す
とっても意味深い取り組みでした
下農の生徒さんと先生☆
リポート中すぐ息切れしてしまう 西村容子 でした(^0^;;)