8/3噂・長和町にある、標高1500㍍のオープンガーデンて、どんなところ?

SBCラジオ

2015年08月03日 15:27

皆さんは草花を見るのは好きですか?
見るのは好きだが、育てるのは一寸とか、敷地の関係でお庭までは手が出ない、
とか色々事情はありますよね。
そんなときには、お手軽に他人の庭です。
「隣の芝生は青い」じゃないですが、他人の手入れされた庭を見るのはすごく気持ちがいいですよね。
そんなとき嬉しいのがオープンガーデン。
オープンガーデンとはご存じのように個人の庭を一般公開することです。
元々は英国が発祥のようです。
花好きの英国人はリタイアすると、園芸のできる面積が確保できる郊外に居住する人が多く、
夫妻で一日中庭の手入れをしている人も珍しくないようです。
庭を公開する家の場合はより力が入るようで、
個人の庭に集められる植物は、家人の個性が強く出て、植物園とは違った楽しさがあるそうです。

日本でも、オープンガーデンを園芸雑誌に告知したり、
取材記事が雑誌に掲載されるようになったのですが、
東信地方、小県郡長和町にも、個性的なオープンガーデンが誕生したようです。
自然一杯の長和町になぜオープンガーデンなのか?
オープンガーデン・ながわ 会長  北嶋清さんにお聞きしました。


「別荘地ということで、モダンな建物が増え自然との調和が難しくなってきた。
花好きの方々が花による交流を深めようと始め、
現在18軒のお宅がお庭が解放しています。
また研修やハンギングバスケット作りを行って町内を彩る活動をしている」そうです。
(北嶋さんは「ペンション・アルペンフローラ」を経営しています)

県内には歴史もある小布施町オープンガーデンもありますが、こちらの特徴は?
「オープンガーデンのお宅が、標高600㍍~1500㍍に点在している為、
色々な標高ごとの山野草が間近に見られる」ということで
標高1500㍍の北嶋さんの庭は?

「ガーデン敷地1500坪の中に、
約100~200種類の草花、
そして高地の霧ヶ峰に準ずる山野草が見られます。





また、絶滅危惧種の『ツキヌキソウ』も育てています」とのこと。






ガーデニングの苦労はとお聞きすると
「鹿の害が多く、人は減って鹿が増えた。ま、シカたがない・・・目立たぬようネットを張って侵入を防御しているが、ネット社会なのでいたシカたない・・・?」
ユーモア一杯、73才の北嶋さんは、東京の下町のお生まれで花屋さんを経営していたそうです。
33年前に信州の八ヶ岳や自然に魅せられて長和町姫木平でペンションを経営するようになったそうです。

実はこの北嶋さんにはすごい秘密が?
「今年茅野市で二つ目の国宝が発見され、その名前を全国公募した際、応募して選ばれた」んですって。
つまりあの国宝「仮面の女神」の名付け親なんです。(同名応募10名の一人)
なにはともあれ、中山道の宿場(長久保宿・和田宿)を偲ぶ和風庭園や
季節の花一杯の庭、山野草や高原の自然と組み合わせた庭など
他では見られない標高差を利用したバライティに飛んだガーデンを鑑賞できる長和町のオープンガーデン。
涼しい風を受けながら、どうかマナーを守って、ご家族でガーデン巡りをしてはいかが?
子供さんの夏休み自由研究にもいいかも。

        このところ我が家にも急に花が増え始めて・・・な、根本豊でした