「ラップ」って言葉聞いたことありますか？
ビニールフィルム・・・？もちろん違いますよ。
もともと「ラップ」とは「擬音語」のことで、
ドンドン、コツコツといった物音を意味する英語なんですね。
心霊現象のひとつ「ラップ現象」はこの意味です。

で今回注目した「ラップ」は
今巷で流行っている音楽のジャンルの一つです。
外国風で都会的な感じのこのラップミュージックですが、
このラップの全国高校生選手権に優勝したのが「ＭＣ☆ニガリa.k.a赤い稲妻」という
伊那市高遠高校３年生なんです。
本名「羽柴教生（はしばかずき）」君、好青年です。


ラップとは？
黒人英語で「おしゃべり・会話」を意味し、喋るような歌、という意味なんですね。

彼が初優勝したラップ全国高校生選手権とは
BSスカパー!で放送されているバラエティー番組BAZOOKA!!!内で放送されている
日本全国の高校生達がラップでMCバトルをし、優勝を競うコーナーで、
第3回からはライブハウスを会場とし、
全国大会と題して番組初の主催イベントとして行われており、
各地方でも予選が行われ、今年で6回目となります。

互いに8小節2本勝負のフリースタイル（決勝3本）、即興で言葉をぶつけ合いバトルをする。
10月4日全国から凄腕実力ラッパー16名が東京に結集し我らが「ＭＣ☆ニガリ・・」が
頂点にたったという訳です。
彼は第3回大会から出場し、前回はベスト８止まりだったので、
練習を重ねてリベンジ。
「田舎者がラップ？」と対戦相手から言われ、とっさに
「いつだって革命は地方ローカルから！」と歌ったその返し技にしびれました。
（写真は優勝の金色のマイクのトロフィーで実際に使用できるようです）

ラップで世界が広がったそうで、先月も全年齢対象のフリースタイル即興バトル東京大会優勝しました。


周りを見つめ、自分のサンダルの話など何気ない日常や、ワンクリック詐欺などの犯罪にも警鐘を鳴らす歌作りを心がけているそうです。
彼女いない歴18年？だそうですが現代への眼差しは鋭い「ＭＣ☆ニガリa.k.a赤い稲妻」です。




「地元が大好きで、自然の豊かさや静かさ、空気のおいしさを感じ落ち着く。
友達が大好き。一緒に住むおじいちゃんを大切に」していて、
ラップの歌詞にもちょくちょくおじいちゃんが出てきます。
取材に行った時も待ち合わせ時間にいないので、おばあちゃんに聞いたら、
「たった今おじいちゃんを迎えに行った」と言われましたた。
「ＭＣ☆ニガリa.k.a赤い稲妻」の名前の由来は
ＭＣ＝ラッパー。☆ニガリ＝言葉の響き。a.k.a＝「またの名は」の略語。
赤い稲妻＝中学の野球部時代、先生がくれた赤いユニフォーム（キューバ野球チームの色）
の思い出があり楽しい野球部時代を忘れたくないという思いから。

「ＵＭＢ（アルティメット（究極）ＭＣバトル」東京大会優勝で、12月30日(火)東京で
ＵＭＢグランドチャンピオンシップ2014」全国大会決勝があります。
クリスマスの夜にも、一人で一生懸命技に磨きをかけているでしょう。
来年1月4日(日)駒ヶ根市で新年ライブがありますよ。
地元を愛するラッパー少年にこれからも皆さん注目して下さい。

　　　シャイなラッパーボーイに心洗われた・根本豊でした